注意が必要な菌も潜んでいる掃除用キッチンスポンジは要注意!
前回の「1日使った台ふきんの菌は1万倍に増殖⁉︎」では、花王株式会社の河野さんから、「水分・温度・栄養(汚れ)」の3要素が揃うと、菌が増殖し食中毒のリスクも高まると教えてもらいました。「要注意な菌汚染スポット」と河野さんが話すのが、掃除用キッチンスポンジ。
「食器用スポンジに比べ、掃除用キッチンスポンジは、シンクまわりや排水口を掃除するので汚れが多くつきやすく、洗剤に浸されている時間も少ないため、多種多様な菌が存在しています」
では、掃除用スポンジをどのようにお手入れ(ケア)していけばよいのでしょうか?
「掃除用スポンジは、シンクまわりにあることが多く、常に水分を含んでいますよね。また、掃除をするあいだに菌にとって栄養である汚れもたっぷりつきます。
菌を減らすには、
① ギュッと固く絞って水分を切る
② 使用後は洗剤を使って汚れをしっかり洗い落とす
③ 汚れが取れなくなったら新しいものに取り替える
この3点がとても大切です。
使い古した食器用スポンジを掃除用スポンジとして利用している方も多いと思いますが、この3点に気を付けながら、こまめに新しいものに取り替えるのがおすすめですよ」(河野さん)
毎日のちょこっと掃除で、排水口の掃除はぐっと楽になる!
「要注意な菌汚染スポット」と河野さんが話すもうひとつの場所が、排水口。キッチンでもかなりの要注意スポットだといいます。
「排水口のヌメリには、菌が好む栄養(汚れ)がたっぷり含まれています。もし排水口からのイヤなにおいに気づいたら、それは汚れがたまり菌も増殖している状態。そうなる前に、一日の終わりのちょこっと掃除がおすすめです。
排水口の掃除は苦手な方が多いと思いますが、毎日簡単にお手入れしたほうが汚れがたまりづらく、排水口掃除のハードルがグッと低くなりますよ」(河野さん)
排水口の除菌掃除
1) 排水口、または排水口ネットに溜まったゴミを取り除く
2) 『キッチン泡ハイター』を排水口にシュシュっと吹きかけて2分ほどおき、流水で洗い流す
3) ヌメリ予防に『キッチンハイター 除菌ヌメリとり』をセットするとさらに効果的
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