日焼け止めはチューリップゾーンを念入りに
マスクで覆われている部分とそうでない部分のむら焼けである「マスク焼け」に気を配っていても、「マスク越し焼け」対策にはノータッチという人も多いのでは。
ウイルスや花粉をカットしてくれる優秀なマスクでも、紫外線まではカットできません。マスクをしている部分にも紫外線は透過するので、マスクをしている部分もそうでない部分と同様にしっかりと日焼け止めを塗り、紫外線対策を心がけましょう。
またマスクの中は高温多湿な環境で、着脱時の摩擦によりますます日焼け止めが落ちやすい状態。日焼け止めは汗や蒸れ、こすれにも強いタイプを選び、塗るときもこすれやすい部分を特に意識するようにしたいですね。
「マスク越し焼け」を防ぐには、日焼け止めの塗り方も重要です。ポイントはマスクによってこすれやすい、「チューリップゾーン」を意識すること。
まず日焼け止めを手のひらに適量とり、顔の5ヶ所(両ほお・おでこ・鼻・あご)に少しずつ置き、顔全体にむらなく均一に塗り広げます。さらに、マスクでこすれやすい「チューリップゾーン(両ほお・鼻・あご・フェースライン)」には日焼け止めを重ねづけしましょう。
仕上げは手の甲を「猫の手」のようにして、肌にしっかり密着させてください。このひと手間で日焼け止めが肌により馴染み、崩れ防止につながりますよ。
日焼け止めが落ちやすいマスク着用時は、こまめに塗り直すことを心がけましょう。このときもマスクでこすれやすい「チューリップゾーン」は、特に入念に塗り直してくださいね。
ママスクの着脱は「肌荒れ」や「ニキビ」のもと?
つけたマスクを何度も着脱すれば、このときの「摩擦」によって肌はいっそうデリケートな状態に。角層がはがれやすくなり、肌が本来持つバリア機能も低下してしまいます。バリア機能を失うと肌のうるおいは蒸散し、ちょっとした刺激が大きなダメージにつながってしまうことも。
またマスクの内側は呼気によって湿度が高く、雑菌が繁殖しやすい環境にあるため、ニキビや湿疹などの肌トラブルを引き起こしやすくなります。マスク生活が始まってから肌荒れが目立つようになった…、という悲鳴を実際に身近で耳にしたという人も多いのでは?
マスクを外した後はなるべく低刺激設計のクレンジングや洗顔料で肌に刺激をあたえず、ていねいに汚れを落としましょう。その後は敏感肌用やニキビのもとになりにくい処方のスキンケアアイテムを使って、優しくお手入れすることを心がけてください。
マスク着用によって起こりうるさまざまな肌トラブル対策をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
今年はこれまでとは少し景色の違う夏…。それだけにさまざまな悩みがふりかかってきますが、「マスクで見えないから」と安心するのではなく、隠れている部分のスキンケアもこれまで通り気を配り、季節に合わせた丁寧なお手入れを心がけて、美肌をキープしましょう!
文/iori
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