【筋肉診断付き】コロナ太りどころじゃない!何もしないと30歳前後から徐々に筋肉量が落ちるって本当?

心と体

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2020.07.01

近年、健康志向の高まりからフィットネスや筋トレへの注目が集まる中、新型コロナウイルスの自粛に伴い、運動機会を増やした人が多数いる一方で、「外出機会の減少に伴い日中の活動量が減ってしまった」「元々運動が苦手でより歩かなくなった」など、運動不足から体重の増加を心配する声も少なくありません。ただでさえ筋肉量は衰え、老化の一途。健康な身体を維持するためにも運動への意識を高めていきましょう。

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できれば運動したくない!それが人間の性!?

出典:www.mtg.gr.jp普段から筋トレ習慣がない人のうち、運動やスポーツをすることが「好きではない」「嫌いだ」と答えた人は合わせて約7割と、筋トレ習慣がある人(24.9%)よりも大幅に高いことが分かりました。

全国30歳~59歳男女1800名を対象にした「筋肉と健康に関する意識調査」(調査:株式会社MTG)によると、近年フィットネスや筋トレへの注目がより高まる中で、6割以上の人が筋トレ習慣がなく、体を鍛えることに消極的であることが明らかになりました。

普段から筋トレ習慣がない人のうち、運動やスポーツをすることが「好きではない」「嫌いだ」と答えた人は合わせて約7割。また、過半数が「筋トレする時間があるなら、もっと好きなことをしたい」と考えており、体を動かすことへの心理的なハードルに加えて、運動や筋トレの優先度が低くならざるを得ない多忙な現代人の実態が浮き彫りになりました。

筋トレ習慣がない人たちは、筋トレ習慣のある人に比べ、健康意識が低くなる傾向があり、過半数が「体に不調がない限りライフスタイルを変えたくない」と考え「今後も筋トレをするつもりはない」と答えた人は4割にものぼり、できれば運動をしたくないという思いが伝わってくる結果となりました。

将来歩けなくなる!? 30代からでも始まる筋低下

出典:www.mtg.gr.jp筋トレ習慣がない人は30代を過ぎると筋機能の低下が始まってしまう。

人間は30歳前後から(個人差あり)徐々に筋肉量が減っていき、生活の中に運動を取り入れなければ、60代になるころには、20代に比べて身体機能が40%も衰えるという研究結果もあります。また、1日のうち、座っている時間が長ければ長いほど心血管疾患など病気になるリスクが高まるでしょう。

グラフにあるように、80代で筋トレ習慣がある人は、20代の筋トレ習慣がないに匹敵する筋力を示すという驚きの調査結果があります。
その一方で筋トレ習慣がない人は30代から〝筋機能が低下〟していくことがわかります。筋肉が弱ると足が上がりにくくなり、つまづきやすくなります。そして、歩けなくなったり、つまづいたときに支える次の一歩が出なくなり、転倒。そして、もろくなっている骨がポキン、そのまま寝たきり生活になってしまう人も少なくありません。

運動しないと筋肉も骨も退化!


人間の筋肉は、自分の現在の生活ができる範囲に合わせて維持しています。運動をしないとミオスタチンという筋肉の成長を妨げるホルモンの放出を受けてどんどん筋肉が萎縮してきます。なので日ごろ運動せず、最低限の活動だけで生活していれば、その生活に必要な筋肉しか残らないのです。
さらに、このミオスタチンは骨の形成を阻害する働きも持っており、筋肉が減ってしまうと、筋肉を支える骨もスカスカになってしまうのです。

まだ自分は大丈夫と高をくくっている30代~50代の方は要注意!
運動せず過ごしていると筋肉量が減っていく「筋失線」を辿っていってしまうかもしれませんよ。

運動しないと一気に老化

出典:www.photo-ac.com

あまり運動をしない生活をしていると、すべての臓器(筋肉を含め)の働きが弱まってしまうことも考えられます。筋肉が萎縮するような状態ではそれを刺激する脳機能も低下、筋肉にエネルギーを供給する心臓循環機能も低下、運動を支える骨格も萎えていく怖れがあるのです。

運動不足が醜い身体を招く


極端な話ですが、このまま運動不足な生活をつづけた場合、人類はどうなってしまうのでしょうか。

専門家によると…
• か細い肩周り
・重力に負け、出っ張り垂れ下がるお腹
• お尻の筋肉(大殿筋)が落ちてほぼフラットに
• 体を支えられないくらい細い脚
• 首がもっと前に垂れて脊柱が大きくS字に湾曲する

想像すると酷いボディラインですよね。
筋トレ、運動習慣がない人は、仕事の合間にちょっと体を動かしたり、家の中でもできるようなストレッチやトレーニングを取り入れてみましょう。
まずは出来るところから筋肉を使い、筋量を増やすよう意識してみましょう。

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著者

全力モーション

全力モーション

スポーツ雑誌記者、編集者を経てフリーのライター、編集者になり、夫との事業で映像制作も行っています。

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