感情移入しまくりの映画3選|男女の三角関係が切なすぎてキュンとしちゃうこと間違いなし

カルチャー

matinee-movie.jp

2020.07.21

恋愛映画でいちばん心が熱くなるのは三角関係。二人の男性とひとりの女性、はたまた二人の女性とひとりの男性の間で起こる恋愛は、嫉妬がからまり濃密に…。そんな三角関係のラブストーリーをピックアップしました。

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元カレを婚約者から奪いたい!『ベスト・フレンズ・ウェディング』

出典:www.sonypictures.jp©1997 TRISTAR PICTURES, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

料理研究家のジュールズ(ジュリア・ロバーツ)は元カレで大親友のマイケル(ダーモット・マルロニー)から「28歳になってまだお互い独身だったら結婚しような」といわれ、約束していました。その28歳の誕生日にマイケルから連絡が。「プロポーズかしら」と思ったら、「結婚することになった」とのこと。このことでマイケルへの真実の愛を感じたジュールズは、彼の結婚を阻止し、その愛を取り戻すために彼のもとへ!

「28歳になったらマイケルと結婚」と青写真を勝手に描いていたジュールズ。その彼が「別の女性と結婚する!」といってきたら、それはショックかもしれません。そして、元カノVS婚約者による恋のバトルになると思ったら、彼の婚約者キム(キャメロン・ディアズ)はめちゃくちゃいい子! だからキムがマイケルに嫌われるように仕掛けても、逆にそんなことしているジュールズがイタイ女に見えてしまうのです。

つくづく「叶わぬ恋にしがみつくほどみっともないことはない!」というのがよくわかる。元カレへの未練を断ち切ることが新しい恋への近道であることを教えてくれる映画です。

『ベスト・フレンズ・ウェディング』
発売中/¥2,381+税/発売・販売元:(株)ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

片思いの先生と束縛する彼氏との間で揺れる乙女心『ナラタージュ』

出典:www.toho.co.jp©2017「ナラタージュ」製作委員会

大学生の泉(有村架純)のもとに高校時代の演劇部顧問・葉山(松本潤)から連絡が入ります。演劇部の人数が少ないためOGとして文化祭の舞台に出てほしいとの頼みでした。彼女の中に高校時代から抱いていた葉山への思いが蘇ります。

既婚者である葉山は、思わせぶりな態度をとりつつも、彼女の気持ちに応えてくれなかったため、やがて泉は自分に好意を寄せている小野(坂口健太郎)とつき合うのですが…。

泉は葉山との恋は発展しそうにないにもかかわらず、思いを断ち切れない。そんな彼女を激しく愛する男・小野。この三角関係は一方通行の恋愛ゆえにとても切なく、男二人に振り回されて泉はとても苦しそう。なぜなら葉山は思わせぶりな態度をとり、小野は強烈に束縛してくるという、ヒロインのうまくいかない恋愛の辛さがギュっと濃縮されているからです。

葉山は一度だけ泉の思いを受け止め体の関係を結びますが、そのときの松潤と有村架純の濃厚ラブシーンがとても美しくドキドキさせてくれます。

『ナラタージュ 豪華版』
 発売中/Blu-ray¥6,800+税、DVD¥5,800+税
発売元:アスミック・エース/KADOKAWA 販売元:東宝
Ⓒ2017「ナラタージュ」製作委員会

愛し合う二人を引き裂くW三角関係『マチネの終わりに』

出典:matinee-movie.jpⒸ2019「マチネの終わりに」製作委員会

天才ギタリストの蒔野(福山雅治)は共通の知人に連れられてコンサートを見に来た洋子(石田ゆり子)と意気投合。お互いに一目ぼれでしたが、何事もなく2年が過ぎました。しかし、洋子が仕事でスペインに行った際、蒔野と再会。二人は愛を確認しますが、洋子にはアメリカ人の婚約者リチャード(伊勢谷友介)がいたのです。

W三角関係というのは、蒔野&洋子&リチャードに加えて、蒔野&洋子&蒔野を愛するある人物(ネタバレになるので名前は伏せます)という、ふたつの三角関係が同時進行するからです。洋子が蒔野と婚約者の間で悩むのはわかるのですが、もう一つの関係がこの物語を悲劇に走らせます。

二人は日本でも再会する予定で、ずっと一緒にいるつもりだったのに、ひとつの嘘が二人を引き裂いてしまうから…。福山雅治と石田ゆり子はお似合いで恋に溺れていく姿にうっとり。美男美女の悲恋に酔ってください。

『マチネの終わりに』
発売中/¥3800+税/発売元:フジテレビジョン 販売元:アミューズソフト
Ⓒ2019「マチネの終わりに」製作委員会

出典:matinee-movie.jpⒸ2019「マチネの終わりに」製作委員会

いずれもヒロインの恋愛はなかなかうまくいかないというのが共通点。三角関係の場合、恋愛成就への道が遠いからこそ、胸がキューンとなったり、切なくなったりするのでしょう。三角関係ラブ映画、最近ドキドキしてないな~という人はゼヒ。恋愛気分に浸れますよ。
(構成・文:斎藤 香)

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著者

kaori saito

kaori saito

映画雑誌の編集者を経てフリーライターになり、現在webサイトを中心に取材執筆活動をしています。新作映画を続々紹介していきますので、よろしくお願いいたします。

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