掃除のプロと住まいのプロが教える台風対策
台風被害は主に水害と風害の2パターンに分類されます。
これを踏まえて掃除のプロフェッショナルダスキンと住まいを知りつくすさくら事務所がおすすめする3段階に分けた台風対策を紹介しています。
1:自宅点検
日ごろから自分の住まいの状況を把握することが重要!
台風に関わらず、定期的に点検しましょう。
【台風対策1:自宅点検】台風による水害と風害に備えよう!自宅でチェックすべき場所はどこ?
2:台風接近前の対応
「水害」「風害」それぞれの対策を取りましょう。
とくに室内に雨水を侵入させないようにすることが大切です。
【台風対策2:台風接近前の対応】窓ガラス、水回り、トイレ、給排気口の対策できてる?風害、水害から守ろう
3:台風通過後の対応
通過後の自宅点検や後始末をしっかり行いましょう。
気持ちよく家を維持することに繋がります。
今回は3の台風通過後の対応についてしっかり学んでいきましょう!
まずは家の点検!
台風通過後にまずやらなくてはならないのは点検です。
・雨漏りしている箇所はないか
・浸水していないか
・外壁にヒビが入っていないか
・飛来物などの衝突によって住宅へのダメージがないか
これらを点検してあとは、台風接近前に室内に入れていた鉢やプランターなどを元あった場所に戻しておきましょう。
掃除をしよう!
窓・網戸の掃除
道具は、ゴム手袋、サッシブラシ、割り箸、雑巾、ガラス用洗剤、窓用ワイパー、マイクロファイバークロスなどを使用します。
1)サッシブラシでサッシのゴミを掻き出し、割り箸に巻きつけた雑巾で拭く。
2)窓に洗剤をスプレー。ワイパーで上から下に汚れと洗剤を切る。
3)網戸はマイクロファイバークロス 2 枚で両面からはさみ拭きする。
排水口の掃除
掃除方法は台風接近前と同様です。
台風の風によって溜まってしまった落ち葉などを取り除き、詰まりの原因を解消しましょう。
浸水した場合は清掃を徹底的に
厚生労働省 HP「被災した家屋での感染症対策」をみると、「家屋が浸水した場合は、細菌やカビが繁殖しやすくなり、感染症にかかるおそれがあるため、清掃が大切です!」と明記されています。
清掃時はしっかり換気することを意識し、汚泥を取り除いて乾燥させましょう。清掃中は手袋・ゴーグル・長靴・マスクを着用、清掃が終わったら手洗い、といった注意事項や、消毒方法やその手順が紹介されています。
台風後は害虫発生のリスク大
蚊・ゴキブリ・ムカデ対策
水はけの悪い場所や水溜まりを解消してボウフラの発生を予防しましょう。
また、ゴキブリやムカデは湿気がある場所を好むため、水が溜まる場所、湿気がこもる場所は片付けや手入れを念入りに!
【水溜まりになる場所】
植木・プランターの受け皿・古タイヤの中・ペットの水飲み皿など
【湿気がこもる場所】
段ボール・落ち葉の下・草むら、茂みなど
シロアリ対策
雨水などが床下まで浸水した場合、家の周りに散乱した廃材を放置してしまうと、カビやシロアリが発生することも考えられます。
飛来物や屋外に置いた物で住宅の基礎部分の通気口がふさがれている場合は取り除いて換気ができるようにしてください。
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