夏バテ解消に役立つうえ、低カロリーでダイエットにも!
冬瓜はカリウムや食物繊維が豊富
冬瓜は、カリウムが豊富です。カリウムには、体内の余分な塩分を排出する働きがあるほか、高血圧の予防や、むくみの解消に効果的です。
また、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維が2:1と理想的なバランスで含まれているため、整腸作用があり、便通をスムーズにしてくれます。また、食物繊維にはコレステロールの吸収を抑制したり、老廃物などを排泄する作用も。
さらに、ビタミンCやサポニンも含まれています。ビタミンCは抗酸化作用があり、アンチエイジングや美肌、風邪予防の効果が期待されます。サポニンは、油を溶かす作用があり、コレステロール値や中性脂肪値を下げ、動脈硬化を予防する効果があるとされます。
夏バテ解消やダイエットにも
冬瓜は体の熱を冷ます作用があります。
水分とカリウムも含まれているので、汗によって失われたものを補給でき、夏バテ解消に役立ちます。
また、冬瓜は95%が水分。100gあたり16Kcalと低カロリーなので、おかずの具材として積極的に取り入れることで、ダイエット効果も期待されます。ただし、偏った食事は健康によくないので、ダイエット中でも、さまざまな食材をバランスよく食べることが大切です。
さらに、種や皮にも高い利尿作用があるため、漢方などに利用されます。
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食べ方のヒント
冬瓜に含まれるカリウムやビタミンCは茹でると水に溶け出すので、みそ汁やスープなど、汁ごと食べられる調理法がおすすめです。
下ごしらえのポイント
まず、皮は少し青みが残る程度に薄くむきます。これで、加熱してもやわらかくなりすぎず、歯ごたえよく仕上がります。適当な大きさに切ったら、種とわたを除きましょう。
皮の側に隠し包丁をすると、味がよくしみますし、面取りをすると、煮崩れしにくくなります。
また、たっぷりの湯で4〜5分下ゆですると、青臭さがやわらぐとともに、味がしみやすくなります。
保存のポイント
丸ごと保存する場合は、皮もついた状態でキッチンペーパーとラップで包み、冷蔵庫の野菜室で保存します。これで約1か月〜3か月もちます。
カットされたものは、スプーンなどで種とわたを除き、皮つきのままキッチンペーパーで包みます。さらにラップで包んで、冷蔵庫の野菜室で保存し、約5日で食べ切りましょう。
冷凍の場合は、皮をむいて食べやすい大きさに切り、冷凍用の保存袋に重ならないように入れて冷凍庫へ。1か月程度保存できます。
食べ過ぎには注意
冬瓜には体を冷やす作用があるので、特に冷え症の人や妊娠中の人は、食べ過ぎには気をつけましょう。ショウガなど、体を温める食材と一緒に摂るのもおすすめです。
また、腎臓の機能に障害のある人は、冬瓜を食べ過ぎると、高カリウム血症を引き起こす原因になることがあるので、注意が必要です。
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