週末に来客が!おもてなしに必須のテーブルコーデはこう作る #フードコーディネーター進藤由美子のワンポイント

ライフスタイル

2020.09.11

おもてなし料理にかかせないのがその周りを彩るテーブルコーディネートです。
お皿はもちろんですが、テーブルクロス、カトラリー(ナイフやフォークなど)、お花や小物など、しっかりとしたテーマを持って揃えることで、お料理が引き立ち、会話の弾む空間を作り出すことができます。

そこで今回は私が実際にお料理教室で使ったテーブルコーディネートを例に、テーブルコーディネートの基本ついてお話ししていこうと思います。

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季節とメインのお料理、シチュエーションを考えることがキホン

さてコーディネートを考えていくわけですが、まずは季節メインのお料理、そしてシチュエーションの確認をしておきましょう。
これらがしっかりと定まっていないとテーブルコーディネートを決めていくことはできません。

季節やお料理でテーブルコーディネートが変わるのはイメージが湧きやすいと思いますが、シチュエーションを想定するのが実はとても重要なんです。

大切なお客さまとのお食事会ならテーブルクロスを敷いてフォーマル感を演出したほうがいいですし、もっとカジュアルなお客様を迎える場合は、ナプキンを布ではなくペーパーナプキンにしたり、プレースマットをつかってみたりして「軽い」感じにまとめたほうが無難です。
お客様にお子さんがいらっしゃるなら柄のないグラスを、年配の方がいらっしゃるなら、ナイフやフォーク以外にお箸も用意してあげるといった気遣いも必要です。

今回は大切なお客様をお迎えするという設定で、南インド料理であるカレーをメインディッシュにすることにしました。エスニック料理なので季節はあまり気にしないでコーディネートしています。

テーブルコーディネート 押さえたいPOINT


①お客様はどんな方? 相手に合ったテーブルコーディネートを考える
②メイン料理はお客様みんなが食べられるものを
③フォーマル感を出すならテーブルクロス、カジュアルなときはプレースマットを

テーブルクロスとメインのお皿の色を決める

色が鮮やかな料理では、それを引き立たせるお皿を使います

季節、お料理、シチュエーションがしっかり定まったら次にテーブルクロス(もしくはプレースマット)の色を決めます。
テーブルクロスの色はテーブルコーディネートの土台になるので、まずはこれを決めないと先に進めません。

今回は大切なお客様を迎えるシチュエーションであること、イギリス文化の影響を受けているインド料理を扱うということで、フォーマルな白のテーブルクロスを選ぶことにしました。

次はメインのお皿選びです。
これはテーブルクロスの色とメインディッシュのお料理に合わせやすいものをチョイスすると簡単です。

今回のメインディッシュはレンズ豆とほうれん草のカレーと海老とココナッツジュースのカレーをパスマティライス(インド料理に使われる米)と一緒に供するお料理です。
色が鮮やかなので、それを引き立たせるために黒いお皿を使うことにしましょう。

テーブルコーディネート 押さえたいPOINT


④テーブルクロスの色を最初に決める
⑤テーブルクロスとメイン料理の色合いでお皿を選ぶ
テーブルクロスはシンプルな白、紺、ベージュなどを持っているとさまざまなシーンに応用できますよ!
お皿の選び方は、「料理がおいしく見える食器選びのコツ 」を参考にしてくださいね。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

進藤由美子

進藤由美子

料理撮影スタジオ経営を経て、2002年より料理教室「Cooking Studio Y」を主宰。国内や海外で食関連の知識や情報を長く研究し、その成果を毎月のレッスンで発表する季節の創作料理に生かしている。大人の遊び心にあふれた自由な発想のテーブルコーディネートにも定評があり、日々の食卓に新しい彩りを添えるヒントやアイディアとともに、笑顔の広がる豊かな食空間と時間を提供する。

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