100均アイテムで食品ロスを防げる!? 「野菜在庫チェッカー」の作り方

家のこと

2020.09.14

「時間を貯める」という概念を提唱する『時間が貯まる 魔法の家事ノート』の著者、三條凛花さん。無理しない家事で幸せな毎日のアイデアを発信しています。時間があるときの一工夫が、むだな工程をカットできるので、将来の手間をカットすることにつながり、時間を貯めることにつながります。
今回は、食品ロスを防ぐ「野菜在庫チェッカー」の作り方を教えてもらいました!

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野菜を使い切るために大切なのは「見える化」

買ってきた野菜をダメにしてしまった経験はありませんか? 

私も以前は、傷んだ野菜を見てすごく罪悪感を感じていましたが、今ではきれいに使い切れるようになりました。上の画像のように、野菜室が空っぽになるとすごく達成感があります。

使い切るために工夫したことはいろいろあります。たとえば、冷蔵庫の中を見やすく整理する。食べ切れる適量を知る。野菜料理のレパートリーを増やす……。中でも特に大切なのは「見える化」作業です。

ここで言う「見える化」は、冷蔵庫の中にどの野菜があるのかを把握しておくことを指します。今回ご紹介するのは、その「見える化」作業をラクにしてくれるアイテム。私はコレを、「野菜在庫チェッカー」と呼んでいます。

100円ショップのアイテムで自作できます。私はイラストを描いて作っていますが、野菜の名前を文字で書いてもいいし、野菜のシールがあるならそれを貼ったり、ラベルライターで作ったシールを貼ってもいいですよ。

それでは、基本の作り方をご紹介しましょう。

野菜在庫チェッカーの材料と作り方

材料は、セリアで買った「パステルカラーマグネット」という商品。2サイズありますが、ラベルライターなどを使わずにペンで描くなら、大きめの30mmサイズがおすすめ。ピンク、黄色、緑の3色があります。

野菜の色は、だいたい3色に分かれますよね。その「ざっくり色分け」に従って、野菜のイラストまたは名前を書くだけでできあがりです。色分けをすることで、目的の野菜を探しやすくします。

一般的な野菜のリストをまとめたので、ご自分の家でよく使われるものをメモしてから買うと、マグネットを揃えやすいですよ。

【緑の野菜】 きゅうり/ピーマン/青菜/きゃべつ/白菜/レタス/ねぎ/セロリ/オクラ/大葉/アスパラガス/ブロッコリー/大根/かぶ/いんげん/ゴーヤ/カイワレ

【黄色の野菜】 じゃがいも/にんじん/パプリカ/とうもろこし/きのこ/玉ねぎ/れんこん/長芋/かぼちゃ/ごぼう

【ピンクの野菜】 トマト/パプリカ/なす/ミニトマト/みょうが

緑の野菜が一番多いので、緑のマグネットを多めに買っておくのをおすすめします。ここでは野菜だけを載せていますが、私は果物でも作っています。ただし、野菜よりも“旬の時期にしか出回らないもの”が多いため、旬の果物の書き方には注意が必要です。

野菜在庫チェッカーの使い方

野菜在庫チェッカーは、設置場所がポイントです。

たとえば、上の画像は失敗例です。わが家の冷蔵庫は、側面にしか磁石をつけられないので、こうして側面に貼っていました。でも、冷蔵庫を開けるときに目に入らないため、野菜在庫チェッカーの存在を忘れがちに……。

野菜在庫チェッカーを冷蔵庫につけるなら、野菜室の扉に貼るのがおすすめです。

また、ホワイトボードや缶など、野菜在庫チェッカーを貼れるものを調理台に用意しておくのも便利。冷蔵庫内にある野菜の在庫チェッカーを貼っておき、使い切ったら剥がします。

野菜在庫チェッカーは、スマホで写真に撮るのもおすすめ。写真を見れば残り野菜がひと目でわかるので、キッチンから離れた場所でも献立が決めやすいです。買い出し前に見れば、足りない野菜がわかるので、効率よく買い物ができます。

私は1種類の野菜につきマグネット1個にしていますが、同じ野菜の在庫チェッカーを複数作っておけば、数の管理もできるようになりますよ。

野菜在庫チェッカーを使えば、野菜室をいちいちのぞかなくても野菜の在庫管理ができるようになります。ぜひ試してみてくださいね。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

三條 凛花

三條 凛花

夫、4歳の長女、0歳の長男、猫2匹と暮らしています。暮らしの中にあるさまざまなプチストレスは、探す・調べる・迷うといったことが原因です。そうしたむだな時間をなくして、自由に使える時間を貯める工夫を発信しています。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。

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