自家製カット野菜作りのススメ。時間があるなら、将来の疲れている自分のお手伝いを

料理・グルメ

 自家製カット野菜作りのススメ。時間があるなら、将来の疲れている自分のお手伝いを

2020.08.24

「時間を貯める」という概念を提唱する『時間が貯まる 魔法の家事ノート』の著者、三條凛花さん。
無理しない家事で幸せな毎日のアイデアを発信されています。
時間があるときの一工夫が、むだな工程をカットできるので、将来の手間をカットすることにつながり、時間を貯めることにつながります。

今回は、料理におけるむだを省く「自家製カット野菜」を教えてもらいました!

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むだな工程をカットして時間を貯めよう

もっとゆとりをもって生活したい。自分のために時間を使いたい。そうした願望はありませんか? そのためにおすすめしたいのは「時間を貯める」ことです。

「今のあなたにとってむだな時間」を生活の中から切り取って、貯めておく。そうすれば今までより焦って家事をしなくても済むし、時間を貯めれば貯めるほど、自由に使える時間も増えます。

むだな時間にはいろいろありますが、今回貯めたいのは「ムダな工程」です。これをカットして貯めておきましょう。どうするかというと、あらかじめ野菜を必要な大きさにカットして、冷凍しておきます。

よくある時短術の一つですが、ただカットするよりも、切り方と組み合わせを意識するのがとても大事。アレンジしやすい組み合わせの冷凍野菜を自家製調理キットとして作っておくと、とても便利なのです。

この記事では、なるべくどなたでも使いやすいような活用法をご紹介していきます。

切る作業をカットできれば、時間が貯まる理由

ごはんしたくにおける「作業」の中で、一番手間と時間がかかるのは切ることです。単純に見えて、実はたくさんの動きが必要になります。

たとえば、野菜を切り終えるまでに必要な動きを考えてみましょう。ここでは人参を切る作業として想定しています。

1.野菜を冷蔵庫などから取り出す
2.包丁やまな板などの道具を用意する
3.野菜を洗う
4.野菜の皮を剥く
5.野菜を切る
6.まな板から容器や鍋へ移す

このように「切る」だけのつもりでも、6つの動きが必要になるのです。しかも、野菜によっては水につけておいたほうがいいものがあったり、アク抜きが必要だったりします。また、普段しない切り方だったなら、それを調べる手間も出てきます。

複数の野菜を使う場合だったらどうでしょうか。野菜を取り出すなどいくつかの動きは一度にまとめられるかもしれませんが、少なくとも野菜1つにつき、1~3個の動きが加算されていきます。

でも、あらかじめ複数の野菜をカットし、使いやすい組み合わせで冷凍しておいたらどうでしょうか。1番目の動き「取り出す」だけで完結します。

使いやすい切り方と組み合わせはいろいろありますが、今回は「カラフルみじん切りミックス」をご紹介しましょう。

カラフルみじん切りミックスの中身とアレンジ方法

「カラフルみじん切りミックス」の中身は、にんじん、ピーマン、パプリカです。それぞれ皮や種を取り除いたら、みじん切りにします。チョッパーを使うとあっという間です。

もしほかの野菜を加えたり、代用したりしたいならば、玉ねぎ、大根、茄子などがおすすめです。青菜でも構いません。ただ、上の3つを使うのがもっともアレンジしやすいと思います。和風にも洋風にも合わせやすいからです。

カラフルみじん切りミックスは、ひき肉の炒め料理やスープ、チャーハンに使いやすい自家製調理キットです。

ひき肉との相性が最高! 手軽に栄養をプラスできる

特に、ひき肉と一緒に炒め合わせると万能です。

トマト缶と一緒に煮込んでミートソースにする。さらにカレー粉を加えて、キーマカレーにする。ケチャップにソース、あればタコスシーズニングを入れるとタコライスの素になります。

変わり種だと、沖縄の給食メニューの「もずく丼風」もおいしいです。ひき肉とカラフルみじん切りミックスを炒め合わせたら、醤油・みりん・酒・砂糖をそれぞれ1:1:1:1で合わせたものを加えます。汁を切ったもずく酢に冷凍コーンを足せばできあがり。

鶏ひき肉と炒め合わせ、醤油・酒・オイスターソース・砂糖をそれぞれ1:1:1:1で合わせたもので味つけをし、あれば仕上げにパクチーや大葉といった薬味を加えると「ガパオライス風」にもなります。

上にも書いたように、切る作業をその都度行っていると、むだな手間が生まれます。でも、少し時間に余裕があるときに、たくさんみじん切りにして冷凍しておく。それだけで、日々のごはんしたくがずっとかんたんになります。

なお、もずく丼風やガパオライス風なら、だいたい10分もあれば食卓に並べられます。野菜もたっぷりはいっているので、疲れた日の夕飯にも最適です。

野菜をその都度切るのをやめれば、時間が貯まり、さらに料理もずっとかんたんになりますよ。
もし時間があったら、少し将来の自分へのご褒美を用意してみてくださいね。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

三條 凛花

三條 凛花

夫、4歳の長女、0歳の長男、猫2匹と暮らしています。暮らしの中にあるさまざまなプチストレスは、探す・調べる・迷うといったことが原因です。そうしたむだな時間をなくして、自由に使える時間を貯める工夫を発信しています。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。

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