エコバッグの所持率は、女性ではなんと95%!
全国の20代~60代の男女を対象に「脱プラとレジバッグ有料化」に関するWEBアンケートを実施したところ、エコバッグの所持率は男性75.2%、女性は94.6%という結果になりました(図2参照)。
持っているエコバッグの数で見てみると、男性はエコバッグを1つ持っている人の割合が高く、女性は5つ以上エコバッグを持っている人の割合が最も高くなってることがわかります。
女性は、仕事用、買い物用、お出かけ用などとバッグを使い分けることが多く、複数のバッグにエコバッグを入れておく人が多いため、このような結果になったと思われます。また、エコバッグとひと口に言っても、そのタイプはさまざまですよね。女性はシーンによってエコバッグを上手に使い分けていると予想されます。
どんなタイプのエコバッグを持っている?
レジ袋有料化の時期に合わせて、ファッションブランドからもおしゃれなエコバッグが発売されたり、雑誌の付録でもよく見かけますよね。
また、コンパクトになる、保冷機能がある、レジカゴにセットして使えるなど、機能面でも優れたものもあり、目移りしてしまうほど。
持ち歩きに便利。コンパクトにたためるレジ袋タイプ
気軽に持ち歩くには、レジ袋型のものがぴったりです。
日によって使用するバッグを変える方は、どのバッグにも忍ばせておけるコンパクトさも魅力。
コンビニ弁当などのちょっとしたものや、仕事帰りにスーパーによってその日の食材を買う程度の量にぴったりですよね。
買い物以外にも、上着を入れておいたり、急に荷物が増えてしまったときにも重宝します。
スーパーで袋詰めの手間が省けるレジカゴタイプ
スーパーで大量に購入する際には、レジカゴタイプのエコバッグが便利です。
底が広く安定感があり、レジカゴ一つ分の荷物がすっぽり収まるほどの大容量。スーパーによっては、カゴにセットしたエコバッグに、スタッフが会計時に詰めてくれるところもあります。
おしゃれブランドの丈夫なトートバッグタイプ
人気ブランドのロゴ入りトートバッグや、一見すると普段使いにも見えるおしゃれなトートバッグもあります。材質もしっかりして安定感があるものが多いので、買い物だけでなく普段使いにも活躍してくれます。
レジ袋の辞退率が高まり、エコバッグは浸透している
レジ袋有料化後、レジで袋を購入したか聞いたアンケートでは、レジ袋を購入していない人は.47.6%となりました。
年代別に見てみると、レジ袋を購入したことのない人割合が最も高いのは60代で59.5%、次いで40代(54.5%)、50代(53.5%)となり、30代以上の消費者の意識の高まりがうかがえます(図3)。
有料化前は年間300億枚も使用されていたというプラスチック袋(※1)。このような意識の高まりが、私たちのライフスタイルの変化にも良い影響を及ぼしているように感じます。
また、コンビニエンスストア、ファミリーマートの発表によると、2020年8月のレジ袋辞退率は77%。レジ袋の削減枚数は年間約23億枚の見込みとなっているそうです。(※2)
(※1)参考:環境省
(※2)参考:ファミリーマート「8月のレジ袋辞退率は77%、レジ袋の削減枚数は年間約23億枚見込みに」
レジ袋有料化、という制度が導入されたことで、私たちのライフスタイルも少しずつ変化を見せています。エコバッグを使用する、という一人ひとりの小さな心がけは、未来の地球環境を少しでも改善するきっかけになりうるのではないでしょうか。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。