暮らしのプチストレスは「家事のたし算」で解決! ものを増やして時短につなげるテクニック

家のこと

2020.10.05

「時間を貯める」という概念を提唱する『時間が貯まる 魔法の家事ノート』の著者、三條凛花さん。無理しない家事で幸せな毎日のアイデアを発信しています。時間があるときの一工夫が、むだな工程をカットできるので、将来の手間をカットすることにつながり、時間を貯めることにつながります。
今回は、暮らしのプチストレスを解決する「家事のたし算」を教えてもらいました!

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「家事の四則演算」とは?

暮らしの中には、プチストレスがたくさん。たとえば、つい後回しにしてしまう作業や、使いたいときそこにないもの、多すぎて選べないものなどです。

では、そうしたプチストレスはどうすればなくなるのでしょうか?

4つの公式に当てはめてみると、すんなりと答えを導き出すことができるんです。これを私は「家事の四則演算」と呼んでいます。

具体的には4種類あります。

① 家事のたし算
② 家事のひき算
③ 家事のかけ算
④ 家事のわり算

この記事では、4つの公式の中でも「家事のたし算」について詳しく紹介します。

「家事のたし算」とは?

「家事のたし算」は、ものを増やすことで時短につなげるテクニックです。

ものは減らしたほうが時短になる、と思い込んでいませんか? 確かに、最近はものを減らしたり、手放したりすることで得られる便利さが注目されています。もちろん、この考え方は間違いではありません。

でも、ものによっては、減らしすぎると逆に家事や管理の手間がかかってしまうものもあります。たとえば、よく使うものが家の中に1つしかなかったらどうでしょうか?

それを使うためには、

① ものが置いてある部屋へ行く
② 目的のものを取り出す
③ 使う
④ もとの場所にしまいに行く 
⑤ 片づける

と、5回分の「動き」が必要です。

動く回数が多いほど、面倒になります。面倒なものは後回しにしたくなりますよね。このくり返しで、どんどんやることが溜まっていきます。

「家事のたし算」のスタートは、ものが足りないことで起きる不便さに気づくこと。そして、多すぎない「適量」になるように、ものの数を増やしていきます。

ここからは、具体例として3つご紹介しましょう。

①耐熱ボウルを増やすと、料理があっという間にできる

1つ目は、耐熱ボウルです。レンジ調理が好きな人は、ぜひ小さめの耐熱ボウルを増やしてみてください。たったそれだけで、何品もの料理が簡単に作れます。

3~6個あると、その都度洗わなくていいので料理がどんどん進んで、時短いなりますよ。

さらに、小さなボウルは洗う面積が少なく、シンクに置いても場所を取らないというメリットも。

②小さな掃除道具を増やすと、無意識に手が動き出す

ミニサイズのほうきとちりとりのセットを増やすと、無意識に掃除が捗ります。

たとえば、子どもが宿題をするテーブルの近くや、フロアモップなどでごみを集めがちな場所、ペットの餌場やトイレの近くなど、小さなごみが散らかりがちな場所に設置します。それだけで、掃除機や大きなほうきを取りに行く手間が消えます。

道具が目につくところにあれば、無意識に掃除ができるようになります。

③はさみを増やすと、すべてがうまく回り出す

家の中でもっともよく使う道具は、はさみではないでしょうか。パッケージや封筒を開けたり、子どもが工作に使ったり……。

たとえば、通販をよく利用するわが家では、玄関ではさみをよく使います。子どもの工作グッズの中にも入れています。また、食品や日用品のパッケージを開けることの多い、ダイニングテーブルや洗面台にもあります。

大切なのは、自分が何をするときに使っているのか考えることです。そうすれば、置き場所が決まります。

「家事の四則演算」は、生活の不便さを解決するためのツールです。中でも「家事のたし算」は、ものを増やすことで時短につなげるテクニックです。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

三條 凛花

三條 凛花

夫、4歳の長女、0歳の長男、猫2匹と暮らしています。暮らしの中にあるさまざまなプチストレスは、探す・調べる・迷うといったことが原因です。そうしたむだな時間をなくして、自由に使える時間を貯める工夫を発信しています。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。

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