夫婦二人で老後を生活するにはいくら必要?
老後の資金がいくら必要なのか気になる方は多いですよね。
結論からお伝えすると、老後の資金がいくら必要かは「人それぞれ違う」というのが正解です!
「老後は老人ホームで過ごしたい」「老後も現在の持家で過ごしたい」「老後は子供と同居する予定がある」など、予定している老後の生活も人それぞれですし、自営業なのか会社員なのか公務員なのかなど、働き方によって受け取れる年金の金額も異なります。
さらに、老後も仕事をする予定があるのかないのか、そもそも勤務している会社の定年は何歳なのか、健康状態はどうか、夫婦の年齢差、扶養している子供の人数や年齢など、老後の資金を算定するには様々な要因が必要になります。
このように、人それぞれ様々な要因によって必要な老後資金は異なるため、残念ながら一概にこれだけの資金があれば大丈夫ということは言えないのです。しかしながら、あくまで「一般的なデータ」を用いた場合で考えると、ある程度簡易的な試算をすることは可能ですよ。
今回はこの「一般的なデータ」を利用して、簡易的に老後の資金の試算を行ってみましょう!
平均的に必要な老後資金はいくら?
夫婦2人暮らしの平均的に必要な老後資金を計算するには、総務省の「家計調査報告(家計収支編)」を見ると参考になります。
総務省の「家計調査報告(家計収支編)2019 年」によると、高齢者夫婦無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上)の税金や社会保険料を引いた後の「可処分所得」は20万6678円です。一方の「消費支出」は23万9947円となっています。
少し難しい感じがしますが、ようは一般的な夫婦2人暮らしの高齢者世帯は、毎月3万3269円の赤字に!
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