副菜が1分で完成!「適当調味」を研究して時間を貯めよう

料理・グルメ

 適当調味の3つのバリエーション

2020.12.19

「時間を貯める」という概念を提唱する『時間が貯まる 魔法の家事ノート』の著者、三條凛花さん。無理しない家事で幸せな毎日のアイデアを発信しています。 時間があるときの一工夫が、むだな工程をカットできるので、将来の手間をカットすることにつながり、時間を貯めることにつながります。 今回は、副菜の“適当調味”を研究して時間を貯める方法について詳しく教えてもらいました!

広告

適当調味は、きちんと計量しなくてもおいしくなる組み合わせを知るということ

サンプルイメージ

「適当調味」というのは、私の造語です。きちんと計量せずに味つけすることを指します。そして、適当にやってもおいしくなるもの。

副菜をつくるとき、どのようにしていますか?  私がヒアリングした中では、その都度、野菜に合わせてレシピを調べて、書かれている通りに作っている人が圧倒的に多い印象です。私自身も、ずっとそうしていました。

この方法も、もちろん間違いではありません。プロの料理家さんが作ったレシピなので、間違いなくおいしくなります。でも、疲れているときや、なにも考えたくないときだと「面倒だな」と思ってしまうことはありませんか。

適当調味を中心にごはんの支度をするようになってから、私は「面倒だな」と思うことが減りました。それは、計量に時間を取られることが減ったからです。

 

計量に地味に時間を取られる理由

サンプルイメージ

計量作業が好きになれない、面倒に感じてしまう…。そんな方は、意外と多いのではないでしょうか。

それは、工程の多さが理由です。言葉にすると「計量」と一つで済むけれど、実際の動きとしては、いくつかの工程があります。

1.レシピを読む

2.複数の調味料や計量スプーンを用意する

3.レシピを確認しながら、一つずつ、計る

人がぱっと覚えられる数は3つまでだと言われています。調味料の量が多ければ多いほど、レシピを確認する回数は増えます。つまり、工程がどんどん増えていくのです。

これが、レシピ通りの副菜作りを億劫に感じる理由です。

面倒くささをなくすには、野菜は“そのまま食べられる状態”にして保存しておくのがおすすめ。味つけは不要です。シンプルにゆでたり、炒めたり、蒸したりしておくだけで大丈夫。味つけは食べる直前にしましょう。

面倒くさくない味つけのコツは3つ。

1.調味料の種類を減らす

2.目分量で入れる

3.あるいは、覚えやすい分量にする

 

これらを守れば、副菜作りは驚くほどかんたんになります。プロの料理のような深みは出せないかもしれないけれど、素朴でおいしい家庭の味つけになりますよ。

 

適当調味の3つのバリエーション

サンプルイメージ

ここでは、私が適当調味によく使うアイテムを3つご紹介します。

ゆかり

ごはんに混ぜるイメージの強いものですが、ゆでたもやしや、千切りにした大根などを和えるときに使えます。調味料をプラスしてもいいですが、このままでも酸味と塩気のある味に。

 

黒ごま

黒すりごまは副菜のマストアイテムです。色の濃い野菜によく合います。たとえば、小松菜、いんげん、オクラ、ほうれんそう、ブロッコリー、トマトなど。それぞれゆでるなど“すぐ食べられる状態”にしたら、黒すりごまと調味料1つで和え物が完成。調味料は、だし醤油、めんつゆ、醤油、白だしなど。少しで構いません。胡麻の風味があるので、少なめの調味料でもおいしくできます

 

昆布茶

こちらも、飲みものやスープに使うイメージが強いですが、和えものにもおすすめ。“すぐ食べられる状態”にした野菜に、ほんの少しかけて和えます。これだけで出汁のうまみと塩気が加わって、ゆで野菜が食べやすくなります。ここに、干しエビや胡麻、鰹節などのトッピングを追加すると飽きません。

 

適当調味のバリエーションが増えれば、下ごしらえしただけの野菜で1分もかからず副菜が出せるようになります。

 

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

広告

著者

三條 凛花

三條 凛花

夫、4歳の長女、0歳の長男、猫2匹と暮らしています。暮らしの中にあるさまざまなプチストレスは、探す・調べる・迷うといったことが原因です。そうしたむだな時間をなくして、自由に使える時間を貯める工夫を発信しています。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告