1 お尻と太ももの境界がない…原因は?
20代の頃は気にならなかったお尻のたるみ、どうしてお尻と太ももの境界線がなくなってしまうのでしょうか。それは、運動不足、デスクワークによる長時間の座り姿勢により太ももやお尻の筋肉が使われなくなることで、筋肉が衰えてしまうからです。さらに、女性の場合は、お尻に余分な皮下脂肪がつきやすいこと、加齢に伴い女性ホルモンが低下することでお尻の張りがなくなってくることも影響して、お尻が垂れやすくなります。
東洋医学的には、お尻部分の水の巡りが悪くなり、余分な水分をためこんでしまうことが原因と考えられています。
2 キュッと引き締まったお尻を目指す方法
2-1 日常生活の動作で心がける6カ条
ここでは、日常生活の動作で心がけたい6カ条を紹介します。今日から簡単に取り入れることができるので、一つづつ実践してみましょう。
1. 立つときは、へそ下の丹田という部分に力をいれるようにして真っすぐ立ちましょう。この時、お尻がそってお腹が出ないこと、片足ばかりに重心がのらないように気をつけます。
2. 歩くときは、お尻の穴をキュッと締めて、かかとから着地して指先でしっかりと次にけりだすような歩き方をしましょう。
3. 正しく歩く姿勢ができたら、いつもより少しスピードアップして、大股で、背筋を伸ばした姿勢で歩きましょう。
4. 座るときは、足を組まずに背筋を伸ばしてまっすぐ座りましょう。
5. 正しく座る姿勢で余裕が出てきたら、太もも内側の筋肉を意識してみましょう。最初は慣れないと思うので、紙などを膝のあたりに挟んで落とさないようにするという方法もあります。
6. 階段は積極的に利用しましょう。エスカレーター、エレベーターなどの誘惑もありますが、階段を使うことでお尻の筋肉を大きく動かすことができます。余裕が出てきたら、一段飛ばしなども挑戦してみてもよいでしょう。
2-2 5分でできる筋トレ
簡単にできる筋トレを2種類紹介します。
1. キュッと丸みをもったお尻を作るトレーニング
①マットの上に四つん這いになります。両手は肩から、両ひざは太ももの付け根から真っすぐ下すようにします。頭から背筋にかけても真っすぐ、床と平行になるようにします。
②息を吸って、片足を膝を曲げずに真っすぐ天井にむかって上げます。5カウント数えて、息を吐きながらゆっくりと元の位置に戻します。もう片足も同じように上げます。
③この動作を10回繰り返しましょう。
2. お尻と太ももの境界を作るトレーニング
①マットの上に仰向けになり、膝をたてて揃えます。お尻とかかとは20センチ位離しましょう。
②息を吸って、両手の平をしっかりとマットにつけて、お尻を上にあげます。5カウント数えて、息を吐きながら、ゆっくりとおろします。
③この動作を10回繰り返します。
2-3 漢方薬で身体の内側からキレイにする!おすすめの漢方薬
「お尻がたるみにくい身体を目指したい」「内側からのたるみケアも併せて実践したい」
そんな方には漢方薬がおすすめです。対症療法ではなく、体質の改善に働きかけることで根本的な解決を目指すものですので、同じ症状を繰り返したくないという思いに応えてくれますよ。
バランスの取れた食事や運動などを毎日続けるのは苦手という方も、症状や体質に合った漢方薬を毎日飲むだけなので、手間なく気軽に継続できます。
<お尻のたるみにおすすめの漢方薬>
・疲れやすく、汗をかきやすい方:防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)
余分な水分を身体から排出して、むくみや水太りによるお尻のたるみに働きかける漢方薬です。
・腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちな方:防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
身体の水分循環を促して、固太りによるお尻のたるみに働きかける漢方薬です。
今回はお尻のたるみに対してよく使用される漢方をご紹介しましたが、漢方薬を選ぶ際には自分の体質に合ったものを選ぶ事が大切です。体質に合っていない場合は、効果が出ないことや、副作用が出ることもあります。
あなたのたるみ尻の原因が他にある可能性もありますので、購入時にはできる限り漢方に精通した医師、薬剤師等にご相談ください。
お手頃価格で不調を改善したい、という方にはスマホで気軽に専門家に相談できる「あんしん漢方」のような新しいサービスもおすすめです。AI(人工知能)を活用し、漢方のプロが効く漢方を見極めて自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が話題です。
●あんしん漢方
3 セルフケアと漢方薬のWケアが大切
今回はお尻のたるみについて、原因と今日から気軽にできる方法をお伝えしました。
本日ご紹介した対策は
・日常生活の動作で心がける6カ条
・5分でできる筋トレ
・漢方薬の服用
でした。
まずは、日常の動作を意識して、余裕が出てきたら筋トレも取り入れてみましょう。「筋肉は裏切らない!」と筋肉体操でも言われていますが、継続することで成果を感じることができるでしょう。
また、たるみにくい身体を目指す漢方薬も併せることで、後ろ姿に自信が持てるキュッとしたお尻により近づくことでしょう。
<この記事を書いた人>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 木村 英子
臨床検査技師
Vedic Healer Ayurved basic course 修了
検疫所、病院にて公衆衛生・感染症現場を経験した後、インドでアーユルヴェーダに出会いました。Dr Meenakshi Ahuja 氏に師事する中で東洋医学の奥深さを知り、現在はオンラインで相談が出来る薬剤師として働いています。
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