頑固な肩こりは女性ホルモンのせい?原因を徹底解説
肩こりは、首や肩周りの筋肉が緊張し続けることで生じます。首や肩周りの筋肉は、体重の約10%もの重さの頭や、腕を支えているため常に緊張している状態ですが、そこに様々な要因が加わることで痛みを引き起こします。
その要因の1つに「ホルモンバランスの乱れ」があります。
30代後半~40代半ばは「プレ更年期」と呼ばれ、閉経に向けて女性ホルモンが徐々に減ってくる時期です。女性ホルモンの分泌が低下すると自律神経が乱れて血行不良を起こし、痛みに対しても敏感になります。さらに、運動不足による筋力低下、姿勢の悪さ、目の疲れなど日頃の生活の積み重ねによって、乳酸などの疲労物質が溜まりやすくなり、より一層血行が悪くなり、肩こりが慢性化してしまいます。
毎日の隙間時間に!忙しい方必見、簡単にできる肩こり解消法
お家でもどこでも!壁さえあればできるお手軽ストレッチ法
- 腕の長さ分を空けて壁の横に立ち、肩と同じ高さに右腕を広げ、右の掌を壁につけます。この時、指先は下に向けます。
- 掌は壁から離さずに、体全体を少しずつ左へ回転させて壁に背を向けるように動きます。
- 1~2を左側でも行います。
※深い呼吸をしながらストレッチすることが大切です。
肩こり解消おすすめグッズを2つご紹介
肩こり解消オススメグッズ1:ピップマグネループEX
こちらは薬局でも買える「ピップマグネループ」。
従来からさらにパワーアップした磁気の力で血行を改善し、肩や首のこりを改善します。軽い付け心地で水に濡れても安心なため、お風呂場などさまざまな場面で活用できますよ。
※初めて使う方や副作用が心配な方は、主治医の方に相談してみてくださいね。磁気が弱めのものから始めるとよいですよ。
肩こり解消オススメグッズ2:フォームローラー
フォームローラーも肩こりに効果が期待できるおうちグッズ。フォームローラーを背中(肩甲骨)にあて、筋膜の萎縮や癒着を引き剥がして正常な状態へ戻すのに役立ちます。
肩甲骨が背中に張り付いて詰まりが生じると、肩ががちがちに固まりやすくなるため、ほぐすことが大切です。肩こりだけでなく姿勢の改善も期待できます。
これらの他にも「湿布」を貼ることや、マイルドな女性ホルモン作用のある「大豆製品」を摂ることもおすすめです。
ホルモンバランスを改善!肩こりを根本的に治す漢方薬
「肩こりに悩まない体質を手に入れたい」そんな方には漢方薬がおすすめです。
漢方薬は、原因がはっきりしない症状や、ずっと継続して抱えている不調に、とても良い効果をもたらします。そうした症状の多くは、心身のバランスが乱れてしまったために起こるものです。漢方薬は、こうした全体のアンバランスをうまく調整し、体質改善を目指すものです。
バランスの取れた食生活や運動習慣を継続するのは大変という方でも、漢方薬なら、症状や体質に合うものを飲むだけなので、手軽に毎日続けることができますよ。
プレ更年期の肩こりに悩む方におすすめの漢方薬をご紹介します。
<プレ更年期の肩こり改善におすすめの漢方>
- 冷え症でむくみやすく、貧血気味な方:当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
血を補い巡らせて肩こりを改善します。また、痛みを和らげホルモンバランスを整える効果が期待できます。 - 疲れやすく、のぼせ感やいらだちのある方:加味逍遙散(かみしょうようさん)
乱れた気のバランスや、血の滞りや不足などの血流異常を改善します。 - のぼせや足冷え、シミやあざができやすい方:桂枝茯苓丸料加薏苡仁(けいしぶくりょうがんりょうかよくいにん)
血や水の巡りを改善し、全身のバランスを整えます。
ただ、体にやさしい漢方薬とはいえ、自分の体質に合っていなければ、良い効果が見込めないだけでなく、副作用がおきることもあります。自分に合う漢方薬を見つけるためにも、購入時には、できる限り漢方に詳しい医師、薬剤師等にご相談ください。
お手頃価格で不調を改善したい、という方にはスマホで気軽に専門家に相談できる「あんしん漢方」のような新しいサービスもおすすめです。AI(人工知能)を活用し、漢方のプロが効く漢方を見極めて自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が話題です。
毎日の5分ケアで肩こり知らずの毎日を過ごそう!
今回は、プレ更年期のつらい症状「肩こり」の解消法について以下の3つのポイントをご紹介しました。
- 空き時間にこまめにストレッチをする
- 肩こり解消グッズを活用する
- タイプに合った漢方薬で体質を改善して肩こり解消を目指す
「肩こり」は血行が悪くなっている体のサイン。年をとるにつれて女性ホルモンが低下すると、症状は慢性化していきます。将来、頭痛持ちや病気にならないためにも早めに治していきましょう。
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