表情筋を鍛えるには何が効果的?
「たるみケアについてよく質問されますが、これはどんな高価な化粧品を使ってもあまり効果の期待はできません。ただし、表情筋を鍛えることにより、ほうれい線やフェイスラインは劇的に変わります。表情筋を鍛えるのに一番簡単なことは笑うことです。人間は笑うことにより、脳が活性化し、エンドルフィン(脳内ホルモン)が分泌されます。また、血行促進、免疫力のアップとこのコロナ禍においても必要なことです。この表情筋をアメリカ人は約60%使っているといわれているのに対し、私たち日本人は、全体の約20~30%しか使っていないといわれています。そこで『表情筋トレーニング』をおすすめします。毎日意識して続けてみてください。1か月後にはフェイスラインに大きな変化が見られると思いますよ」
まずは携帯カメラで自分の顔を撮影し、じっくりチェック
表情筋トレーニングの前にまずは自分の顔の特徴やクセを観察しましょう。鏡の前で見る自分の顔も写真を通して見てみると新たな発見があるかもしれません。では、携帯のカメラを準備してください。角度をつけずにまっすぐに自分を撮影し、以下のことを意識してチェックしてください。
1.顔の形
2.左右のバランス
3.気になるところ、老化していると感じる部分
4.自分の顔はどう見えるか?
5.今後、どうなると嬉しいのか?
6.顔のコリがあるかどうか
SHOKOさんはこれらの観察をできれば無防備な時間(PCやスマホを触っている、リラックスしているとき)の顔をチェックするとわかりやすいといいます。また、自分の顔の特徴やクセをスケジュール帳などに書いておくことも大事だと教えてくれました。
SHOKO流、美アップグレード美容法で整える
40代からはほうれい線、ゴルゴライン、顔のたるみなど若いころには感じなかった悩みと向き合わなければいけません。なかでもほうれい線について悩んでいる方が多いそう。そこで、ほうれい線を整える3ステップを教えてもらいました。
ステップ1 ほうれい線を整える
1まずは口の周りの筋肉を鍛えるためにほうれい線に人差し指を添えて、細かく揺らす
2目尻と小鼻を結ぶ真ん中を、人差し指をカギ状にして揺らしながらほぐしていく
3口角と目尻を結んだ真ん中に指を移し、2と同じようにカギ状にした指でほぐす
4次に手を軽く握り、頬骨の下の部分においたら第2関節部分を使って押し当てる
5頬骨下のほうれい線近くを押さえたまま「ニィー」と笑う感じで指を5回押し当てる
6最後に握った手の第2関節を使って、頬骨を押して息を吐きながら整えていく
途中、鏡で自分の顔を確認しながら続けてください。
次にほうれい線を緩めます。
ステップ2 ほうれい線を緩める
ほうれい線は側頭筋(耳の上の部分)を緩めると目立ちにくくなるので側頭筋を緩めていきます。
リラックスして行ってください。
1手の手根を使って息を吐きながら、痛気持ちいいくらいの強さで引き上げ、緩めていく
2マッサージクリームを使ってフェイスライン、首筋を引き上げるようにマッサージする
3次に耳の周り、こめかみ部分をよくほぐす
4人差し指をカギ状にしたら頬骨にあてて、円を描くように内側から外側に向かって5回優しく回す
5第2関節を使ってグリグリ顔全体をほぐす
6最後に手アイロンをして顔を上に引き上げキープ
これで顔全体が緩みました。
最後はほうれい線を鍛えます。
筋肉は鍛えなければ衰えていくので、毎日少しずつ鍛えていきましょう。
ステップ3 ほうれい線を鍛える
ほうれい線は口の周りの筋肉が衰えると頬がたるみ、目立ってきてしまいます。しっかり筋肉を鍛えていきましょう。
1舌を口の中で回し、口の内側から鍛えていきます。舌先をしっかり口の裏に当てることがポイントです。
10回転を1セット、これを3セット。反対回しも行います。
2口の中を4つのパーツ(上唇・左側頬・右側頬・下唇)に分けて口に空気を入れる動きをします。
このときに童謡「チューリップ」の曲にのせてやってみましょう。空気を各部分にしっかり入れることがポイントです。
いかがでしたか?
これらの3ステップをトイレに入ったときなど、一日の隙間時間にぜひやってみてください。
今はマスク生活をしているので、マスクをしているときにやってもいいかもしれません。
とにかく口角をあげることを意識して、1か月続けてみてくださいね。
教えてくれたのは SHOKOさん
MAKEUPプロデューサー
30年間、女優・モデル、数多くの著名人を担当し、雑誌・広告・TV・ショー等での幅広い活躍。
ヘアメイクだけでなく、ボディメンテナンス・食習慣まで徹底的に研究し、アンチエイジングに強いヘアメイクとしてセミナー・トークショー・化粧品開発など監修などマルチに活動している。
現在は、40歳からの自己実現を加速させる【史上最高のじぶんになる講座】を開講。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。