71.2%が持ち家に住んでいると回答
日本トレンドリサーチ(運営会社:株式会社NEXER)は、全国の男女計1,800名を対象に、2021年2月4日~2月12日に「家に関するアンケート」を実施しました。
同調査によると、現在住んでいる「家」の居住形態は、「持ち家(戸建て)」が54.3%「持ち家(集合住宅)」が16.9%となっており、合計で71.2%の方が、「持ち家」に住んでいると回答しています。
引用元:https://trend-research.jp/7142/
現在持ち家に住んでいる方に、「持ち家を購入して良かったと思うこと」「持ち家を購入しなければ良かったと思うこと」と聞いたところ、以下のような回答がありました。
持ち家を購入して良かったと思うこと
自分の所有不動産であるという心の余裕が持てた。(70代・男性)
将来の住む場所に不安がない。(50代・男性)
自分の家なのでいつでも模様替えやリフォームができる。(60代・男性)
ローンが終われば住居にかかる固定費がなくなること。(40代・女性)
契約期間や家賃を気にしなくて良いところ。(50代・女性)
災害や経年劣化などの時に、自分と家族の意思だけで自由に修理や建て替えができる。高齢になっても追い出されたり、住むのを断られたりしない。(40代・男性)
持ち家を購入しなければ良かったと思うこと
家のローンでお金の余裕が無く、貯金が出来ない。(50代・女性)
近所付き合いが基本的に長期となるのでトラブルがあると厄介。(40代・男性)
家の税金や修繕費がいろいろかかること。(30代・女性)
好きな場所に気軽に引っ越せない。(40代・女性)
不動産税や火災保険、家屋修理費等のメンテナンス費用を考慮すると、不動産取得後も毎年かなりの金額を見ておく必要がある。(70代・男性)
騒音問題などがあっても引っ越しできない。(50代・男性)
現在持ち家に住んでいる方は、「持ち家を購入して良かったと思うこと」も「持ち家を購入しなければ良かったと思うこと」もそれぞれ様々な意見があるようですね。
今のマイホームに関する気持ちは、大半が「後悔なし」
また、同調査によれば、持ち家の「戸建て住宅」に住んでいる方に、家についての現在の気持ちを聞いたところ、94.7%の方が「戸建てを購入して良かった」と回答。
持ち家の「集合住宅」に住んでいる方に、家についての現在の気持ちを聞いたところ、85.9%の方が「集合住宅を購入して良かった」と回答。
賃貸住宅に住んでいる方の場合は「21年以上」長く住んでいる方に限定して、家についての現在の気持ちを聞いたところ、78.0%の方が「賃貸住宅で良かった」と回答しています。
「戸建てを購入してよかった」「集合住宅を購入してよかった」「賃貸住宅で良かった」、それぞれの回答を一つのグラフにしたものが以下となります。
「戸建て」「集合住宅」「賃貸住宅」ともに、大半の方は今の住まいに対し「良かった」と回答していることが分かります。
しいて言うなら、今の住まいに対し「良かった」と回答した人の割合が最も低かったのは「賃貸住宅」に長く住んでいる方のようです。
住宅の維持費や超高齢社会や空き家問題など、さまざまな観点から「家は買わないほうが良い」という人もいますが、今回の調査時点では、購入したほうが「良かった」と思っている方の割合のほうが大きい結果となっています。
マイホーム選びで後悔しないために
「家に関するアンケート」の結果はいかがでしたか? 現在持ち家の人も、持ち家でない人も、住まいに関する気持ちは様々あることがわかりますね。
マイホームは「人生で一番高い買い物」ともいわれます。
マイホームを購入することで家計が圧迫されてしまい支払いが苦しくなってしまったり、反対にマイホームを購入しないことで老後に家賃が払えなくなってしまったりと、それぞれのライフスタイルによってマイホーム選びはその後の家計にも大きな影響があるものですよね。
「マイホームを購入すべきか、購入しないべきか」は人それぞれの価値観や環境によって異なります。
今回のアンケートの結果では「良かった」と回答している人の割合が多くなっていましたが、アンケートの結果と同じように「良かった」と回答できるよう、しっかり勉強して「長い目で見て後悔のない選択」をできるようにしておきましょう。
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