通信事業者選びの選択肢は4つ!
スマホの料金そのものを考える前にまずどこの通信事業者と契約するかを考えてみましょう。
その昔はNTTドコモ、au、ソフトバンクの3社の中で選ぶことが当たり前でしたが、今はかなり選択肢が増えています。
1.大手キャリア
大手キャリアとは自社の通信網を所有している通信事業者(MNO=Mobile Network Operator)を指します。前出のNTTドコモ、au、ソフトバンクが3大キャリアとして有名ですが、格安スマホからスタートした楽天モバイルは、2019年から自社所有の回線でのサービス提供を始め、第4のキャリアとなりました。
【メリット】
・通話品質が高い
・通話の定額プランがある
・通信が安定している
・店舗での対面サービスがある
・大容量プランや無制限プランがある
・割引サービスの充実
・口座振替でも月額料金の支払いができる
【デメリット】
・月額料金が高くつく
2.大手キャリアのサブブランド
スマホ回線におけるサブブランドとは、大手キャリアが展開する低価格帯でオンライン中心で展開するサービスと位置付けられます。国内では、KDDI(au)のUQモバイルやソフトバンクのYモバイル! がそれにあたりますが、NTTドコモにはサブブランドに該当するものはありません。大手キャリアが自前で持つ設備を同様に使っているので、通信が非常に安定しているにも関わらず、大手キャリアより安い価格設定が特徴です。
【メリット】
・通信が安定している
・月額料金が大手キャリアより安い
・通話プランのオプションが充実
・各キャリアからの(au→UQモバイル・ソフトバンク→Yモバイル!)乗換が簡単
【デメリット】
・店舗数が少なくオンラインが中心のサービス
・買える端末の種類が限られる
大手キャリアのオンライン専用プラン
大手キャリア3社が打ち出したオンライン専用プランでNTTドコモの「ahamo(アハモ)」、KDDI(au)の「povo(ポヴォ)」、ソフトバンクの新ブランド「LINEMO(ラインモ)」というラインナップ。もともとスマホに詳しく、店頭でのサポートに必要性を感じない人にターゲットを絞り、実店舗での販売やサポートをあえてカットすることで、料金を引き下げているのが特徴です。
【メリット】
・通信が安定している
・月額料金が大手キャリアより安い
・各キャリアからの(ドコモ→ahamo・au→povo・ソフトバンク→LINEMO)乗換が簡単
【デメリット】
・20Gの大容量プラン1つしかない(オプションはある場合も)
・キャリアメールが使えない
・店舗はなくオンラインのみのサービス
MVNO(格安スマホ)
MVNO(Mobile Virtual Network Operator)は日本語で「仮想移動体通信事業者」。大手キャリアから無線通信インフラを借り受け、通信サービス料金の安い「格安SIM」を提供している事業者のことです。 特徴はとにかく安さ。有名どころの数十社を筆頭に1000を超える事業者がMVNOに参戦していて、そのプランのカラーもさまざま。
【メリット】
・小容量プランがとにかく安い
【デメリット】
・通信速度にムラがある(遅くなる時間帯がある)
・店舗は少なくオンライン中心のサービス
・キャリアメールは使えない
・通話アプリを使わないと電話代が高くなる