花粉症シーズン到来!実際に起こるひどい症状に悩まされていない?
花粉症シーズンになると、花粉症の方はさまざまな症状に悩まされることになりますね。こんなツライ花粉症の症状に悩まされている方はいませんか?
・くしゃみ
花粉が鼻の中に入ることで、異物を外に出そうとする働きでくしゃみが何度も連続して出ます。
・鼻水
異物を洗い流そうとする働きで出てくる花粉症の鼻水は、水のようにさらっとして透明であることが特徴です。
・鼻づまり
鼻水が続くことで鼻粘膜が腫れ、鼻の通り道が狭くなってしまった状態が鼻づまりです。
・目のかゆみや充血
花粉が目の中に入ることで、アレルギー性結膜炎の症状が現れます。
・のどのイガイガ感
花粉が喉の中に入ることで、口の中がかゆみにも似た、何ともいえない感覚(イガイガ感)になります。
・咳
花粉症の症状が強かったり喘息を合併していたりすると、花粉のアレルギー反応で気道が炎症を起こして咳が出ることもあります。
・皮膚のかゆみや湿疹・蕁麻疹
敏感肌の方やアトピー性皮膚炎を合併していると、皮膚トラブルも起こりやすいです。
・頭痛や倦怠感
鼻やのどの息苦しさ、花粉症の症状による不眠などの影響で頭痛や倦怠感が現れることもあります。
花粉症は治らないの……?諦める前に今すぐやってほしい対処法
何年も花粉症の症状にお悩みの方は、「花粉症は治らないもの」と諦めてしまっていませんか? 諦める前に、できる対策を試して、少しでも花粉症の症状を軽くしていきましょう。
ここでは、すぐにできる花粉症の対処法をご紹介します。
その服、花粉がつきやすくない?室外でできる対処法
外出時にできる対策としては、花粉が入ってこないようすることが大切です。おすすめの方法は、以下の3つ。中でも洋服の素材は意外と忘れがちです。この時期は着たい服よりも花粉を防ぐという視点で選ぶことをおすすめします。
1.メガネ(ゴーグル)にマスク
これらは花粉症対策の基本装備です。目・鼻・口に花粉が入ってくるのをブロックします。
メガネはゴーグルタイプだと、より防御効果が高いです。
2.帽子をかぶる
花粉は髪の毛にも多くまとわり付きます。帽子を着用し、花粉から髪の毛を守りましょう。
3.花粉が付きにくいツルツルした素材の服を着る
花粉は衣服にも多く付くため、花粉シーズンは服の素材にも注意しましょう。ツルツルした素材や凹凸がない素材の服がおすすめです。
加湿や鼻うがいが効果的!室内でできる対処法
室内では、でいるだけ入ってしまった花粉を取り除くことが大切です。おすすめの方法は、以下の5つです。
4.こまめに掃除する
部屋に入ってきた花粉をその都度取り除くという、室内での花粉対策の基本です。
毎日掃除機をかけるだけでも効果的です。
5.洗濯物は部屋干しする
花粉症シーズンは部屋干しを徹底して、花粉との接触を回避しましょう。
ただし、生乾きになりやすいので注意してください。
6.空気清浄機を使う
空気中の花粉やハウスダストを除去してくれるので、お値段は張りますがとてもおすすめです。
7.加湿器も取り入れて
空気が乾燥していると花粉が舞いやすいので、湿度を上げて室内の花粉の飛散を抑えましょう。加湿器がない場合は、前述した「部屋干し」を行うといいでしょう。部屋干しは加湿効果も期待できます。
8.鼻うがいや点眼は効果的
濃度0.9%(水100ccあたり塩0.9g)の生理食塩水で鼻の中を洗浄することが「鼻うがい」です。鼻の奥にまで侵入した花粉をしっかり洗い流すことができるので、花粉症のメインである鼻症状を緩和することができます。
水で鼻うがいをするとツンとするので、生理食塩水や鼻うがい製品を用意しましょう。帰宅時にすぐに鼻うがいを行い花粉を洗い流すようにすると、症状を緩和できるでしょう。
目がかゆい場合には、鼻うがいとあわせて点眼薬を使用することもおすすめです。
今回ご紹介している対処法の中で、空気清浄機以外はどれも今すぐに実践することができます。コロナ禍の現在は外出時のマスク着用が基本なので、それだけでも花粉症対策をしていることになるでしょう。
その他、生活習慣を整えてアレルギーの起こりにくい体質をめざすことも大切です。取り入れやすい方法から実践し、花粉症を予防していきましょう。
それでもダメなら花粉症の改善をサポートする漢方薬も
「花粉症を根本的に治したい」「抗ヒスタミン薬は飲みたくない」そんな方には漢方薬もおすすめです。
漢方薬は鼻水、鼻づまり、目のかゆみなど、花粉症をはじめとするアレルギー症状に効果が認められています。漢方薬は症状と体質に合ったものを飲むことで、ずっと抱えていた不調にやさしく働きかけます。
また、アレルギー症状などの不調の多くは、心身のバランスが乱れてしまったために起こるものです。自然由来の生薬で構成されている漢方薬なら、からだ全体のバランスをうまく調整し、体質から改善をめざせるでしょう。
アレルギー体質の改善のために、バランスの取れた食生活や運動習慣を継続するのは大変という方でも、漢方薬なら症状や体質に合うものを飲むだけなので、手軽に毎日続けられそうですよね。さっそく始めてみたいと感じた方のために、以下に花粉症に悩む方におすすめの漢方薬をご紹介します。
<花粉症に悩む方におすすめの漢方>
・荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)
からだの熱や腫れを和らげ、気の巡りを良くすることで、鼻の通りを改善します。慢性鼻炎の方におすすめの漢方薬です。
・辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)
鼻や喉の炎症を抑えて潤します。
匂いが感じにくくなったり、慢性鼻炎や鼻づまりの改善に効果的な漢方薬です。
・補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
気を補うことで、免疫バランスに働きかけ、元気なからだを作ります。
からだがだるい・元気がない方におすすめの漢方薬です。
ただ、からだにやさしい漢方薬とはいえ、自分の体質に合っていなければ、良い効果が見込めないだけでなく副作用がおこることもあります。自分に合う漢方薬を見つけるためにも、購入時には、できる限り漢方に詳しい医師、薬剤師等にご相談ください。
お手頃価格で不調を改善したい、という方にはスマホで気軽に漢方に精通した医療チームに相談できる「あんしん漢方」のような新しいサービスもおすすめです。AI(人工知能)を活用し、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が話題です。
花粉症を克服して快適な春を迎えましょう
今回は花粉症に対するさまざまな対処法をご紹介しました。症状を完全にゼロにすることは難しいですが、これらを実践することで、あまり気にならない程度にまで抑えることは可能です。
それでも日常生活に支障をきたすほど花粉症の症状が強い方は、アレルギー専門医に相談することをおすすめします。ご自分に合った対処法を取り入れ、つらい花粉症を少しでも緩和できるといいですね。
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