食材は余っても大丈夫!
1週間分の夕飯の材料として「ワンパターン買い」をしても、食材が余ってしまうことがあります。星野さんは、そんなときに役立つ「回収レシピ」をおすすめしています。「回収レシピ」とは、その週に残った食材をおいしく使い切るためのレシピ。どんな食材も、スープや揚げ物などに応用できるから、食材を決してムダにしません。
どんな食材もおいしくなる!オーブン焼き
【材料】(2人分)
れんこん…1/2節
パプリカ(赤・黄)…各1/2個
ピーマン…2個
鶏もも肉…1枚
塩…小さじ1/2
オリーブ油…大さじ3程度
【作り方】
- れんこんは乱切りにして水にさらし、水気をきる。パプリカ、ピーマンは種とワタを取り、乱切りにする。鶏肉は余分な脂を取って、一口大に切る。
- 天板または耐熱容器にオーブンシートを敷き、1を並べて塩をふり、オリーブ油を回しかける。
- 200℃に予熱したオーブンで焼き色がつくまで30分ほど焼く。
家族も大好きになる!なんでも春巻き
【材料】(2人分)
白菜…100g
にんじん…1/4 本
しめじ…1/2袋
豚バラ薄切り肉…100g
ごま油…大さじ1
【A】
砂糖…大さじ1
しょうゆ…大さじ1
酒…大さじ1
水…100ml
水…大さじ1
片栗粉…大さじ1
春巻きの皮…10枚
サラダ油…適量
【作り方】
- 白菜は細切り、にんじんはせん切りにする。しめじは石づきを落とし、小房に分ける。豚肉は1cm幅に切る。
- フライパンにごま油を熱し、1を入れて肉の色が変わるまで中火で炒める。【A】を加えて煮立て、水で溶いた片栗粉でとろみをつけ、バットに移して冷ます。
- 春巻きの皮で、2の具を包む。
- フライパンに5mm程度の油を入れて中火にかけ、低温のうちに3を入れて両面に焼き色がつくまで揚げる。
春巻きは、水分が多いものさえ避ければ、どんなものでも具材として使えます。ワンパターン買いの極意は、「この献立はこの食材を使わなくてはいけない」という固定概念を一度忘れて、目の前にある食材の組み合わせを楽しめるようになること。そうなれば、日々の料理作りがラクになりますよね!
お話を伺ったのは……星野奈々子さん
料理研究家、フードコーディネーター。慶應義塾大学卒業後、ITエンジニアとして働きながら本格t系に料理を学ぶ。フレンチから和食、エスニック、中華と幅広いジャンルの料理が得意。作りやすくて見た目もおしゃれなレシピが人気。著書は『味がしみ込んでおいしくなる 下味冷凍で作りおき 毎日すぐごはん。お弁当にも便利!』、『お菓子にも、おかずにも。かんたん、おいしい 型なしタルト』、『ワンパターン買いが平日晩ごはんをラクにする。』など多数。