【老けないのはどっち?】「かぼちゃ」VS「さつまいも」アンチエイジング効果が期待できるのは?

料理・グルメ

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2021.05.16

自分の顔を鏡で見たときに、「以前よりも小じわが目立つようになった」「肌のハリや弾力がなくなった」など、ふとしたときに老いを感じるもの。ありのままを受け入れ、今の自分も好きだけれど、いつまでも若々しくありたいと願うのもまた本音……。 老けないカラダ作りには内側からのケアとなる“食生活”が大切ですが、どのような食事を選択するとよいのか、意外と知らない方も多いのでは? そこで、管理栄養士でスポーツ健康科学博士の新生暁子さんに「正しい食事の選び方」を学びます。 「カラダにいいのはどっち?」なのか、クイズ形式でお届けします。

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甘くてホクホクな野菜対決! 「かぼちゃ」VS「さつまいも」老けないのはどっち?

かぼちゃイメージ写真出典:www.photo-ac.com

 

さつまいもイメージ写真出典:www.photo-ac.com

彩りがよく、ほっこりとした甘みが魅力の「かぼちゃ」と「さつまいも」。
おかずにサラダにお菓子作りに、さまざまなレシピで活躍してくれる万能な野菜です。
「今日の副菜には、どっちを使おうかな……?」と迷ったところで、クイズです。
「かぼちゃ」と「さつまいも」では、どちらが若々しさをキープする役割をもっているでしょうか?

正解は……

かぼちゃイメージ写真出典:www.photo-ac.com

老けないカラダ作りための選択の正解は、「かぼちゃ」です!

その理由は、抗酸化作用が期待できる「β-カロテン」が多く含まれているためです。
「かぼちゃ」と「さつまいも」どちらも栄養価が高く、それぞれのメリットはありますが、老けないカラダ作りの観点から考えると「かぼちゃ」に軍配があがります。
さつまいもよりもエネルギーが低く、食物繊維が豊富なところも強みです。

かぼちゃは、煮物よりも「ソテー」で食べるほうが老化防止になる!?

カロテノイドイメージ写真出典:www.photo-ac.com

かぼちゃに豊富に含まれるβ-カロテンは、「カロテノイド」という栄養成分のうちの1種です。
カロテノイドとは、動植物がもつ黄色や赤色の色素の総称のこと。色のある食品には基本的に含まれており、β-カロテンのほかには、トマトのリコピン、鮭やエビのアスタキサンチン、ほうれん草やブロッコリーのルテインなどが挙げられ、その種類は700以上も。
高い抗酸化作用をもっていることから、若さあるカラダをキープするためには毎日摂っておきたい栄養成分のひとつとして考えられています。

カロテノイドの抗酸化作用を存分に活かすために押さえておきたいのは2つのポイント。効率よく摂取して、アンチエイジングの力を味方につけましょう!

カロテノイドを効率よく摂取する方法

1:抗酸化ビタミンと一緒に摂取する
カロテノイドは、コラーゲンを生成する「ビタミンC」や、細胞膜の酸化を予防する「ビタミンE」などの抗酸化ビタミンと一緒に摂ることで、より高い効果が得られるとされています。相互作用を狙うなら、野菜やフルーツ、海藻類(フコキサンチン)など幅広い食品からバランスよく摂ることを心がけます。

2:油と一緒に摂取する
脂溶性のカロテノイドは、油と組み合わせることで吸収率がアップします。効率的に栄養を摂取するには、油を使った調理法が最適。ダイエットのことも気にする場合は、ポイント使いがおすすめです。

かぼちゃを食卓に並べるときには単品での煮物がほとんど……という方。エイジングケアのためには、抗酸化ビタミンを含むほかの食品や、油と組み合わせたメニューを意識してみるとよいかもしれません。簡単に作れる副菜なら、たとえばビタミンEが豊富なアーモンドと一緒にソテーにするなど、ちょっとした工夫が老けないカラダを作る秘訣です。

教えてくれたのは 新生暁子さん

管理栄養士 新生暁子さん

管理栄養士、博士(スポーツ健康科学)、日本スポーツ協会 公認スポーツ栄養士。

マラソンの高橋尚子氏率いる「チームQ」に栄養・調理担当として加わり、日米合宿に帯同、食事全般をサポート。「チームQ」解散後はフリーとして活動。ラグビーやサッカーなどのアスリートへの栄養・食事のサポートや、スポーツ栄養の啓発に力を入れる傍ら、子どもや親御さんなど幅広い年代に、食と健康に関する情報を発信している。15年からは東京健康科学専門学校栄養士科の講師に着任。

参考文献:セブン&アイ出版 新生暁子『カラダにいいのはどっち?』

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著者

shukana

shukana

小学生、幼稚園児の男の子のママ。出産前まで紳士服業界に携わり、TES(繊維製品品質管理士)の資格を取得。 暮らしをより楽しく、よりラクに過ごすための方法を日々模索中です。

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