ほうれい線ができる原因
ほうれい線は加齢によってどんどん目立つようになるものですが、そもそもどうして、ほうれい線ができるのか、主な原因についてお伝えします。
顔の筋肉のたるみ
ほうれい線ができる最も大きな原因は、頬の筋肉の衰え(たるみ)です。
また、頬と相まって側頭部の筋肉や口元の筋肉も衰えることで、これらの筋肉が柔軟性やハリを失い、頬を支えられなくなって、ほうれい線ができるのです。
肌の乾燥
乾燥肌は、シワやほうれい線を引き起こす大きな要因です。
肌の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンが減少すると、肌の水分量が減少し、弾力・ハリが保てなくなり、肌のキメが乱れ皮膚がたるむことで、ほうれい線ができてしまいます。
日常の癖
表情や仕草の癖によって、ほうれい線が深くなることがあります。
たとえば、頬杖をよくつく、片側で咀嚼するといった癖がある方、スマホの見すぎ、無表情な時間が多い方、猫背の方は、ほうれい線が深くなる可能性が高いので注意してください。
1分やるだけで効果実感!「舌まわしエクササイズ」のやり方
「舌まわし」は最近話題のアンチエイジング・エクササイズです。
口の中で舌をぐるぐる回すことで、顔の筋肉がダイレクトに刺激され、ほうれい線の改善効果が期待できます。
口内で舌を1周させるだけ!眼球も一緒に動かして
口を閉じたまま舌を上唇と歯茎の間に入れ、上下の歯茎に沿ってゆっくりと1周させます。
時計回り・反時計回りでそれぞれ10周ずつ行います。
また、この時眼球も一緒に動かすと、目の周りの筋肉も鍛えられて目がパッチリする効果もあり一石二鳥です。
この舌まわしエクササイズを1日2~3回3セット以上ずつ根気よく毎日実践することで、半年ほどでほうれい線が薄くなる・目がパッチリする・顔の歪みが改善される・あごがシャープになるといった効果を実感する方が多いです。
漢方薬でからだの内側から肌の調子を見直す
「からだの内側からしっかりエイジングケアをしたい」、「肌質を改善して若々しく強い肌になりたい」、そんな方には漢方薬がおすすめです。
自然成分である生薬由来の漢方薬なら、からだの内側から心身のバランスをうまく調整できるため、加齢によるシワ・たるみといった肌トラブルも体の内側から改善をめざせるでしょう。
不調の改善のためにバランスの取れた食生活や運動習慣を継続するのは大変という方でも、漢方薬なら症状や体質に合うものを飲むだけなので、手軽に毎日続けられそうですよね。
さっそく始めてみたいと感じた方のために、ほうれい線や肌老化に悩む方におすすめの漢方薬をご紹介します。
<ほうれい線に悩む方におすすめの漢方薬>
・桂枝茯苓丸料加薏苡仁(けいしぶくりょうがんりょうかよくいにん):比較的体力があり、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足冷えがある方
血の巡りを良くして、肌に栄養を与えます。肌のターンオーバー(新陳代謝)を促進します。
・八味地黄丸(はちみじおうがん):体力中等度以下で、疲れやすくて、手足が冷えやすい方
腎を補いからだを温め、からだ全体の機能低下に働きかけます。
ただ、からだにやさしい漢方薬とはいえ、自分の体質に合っていなければ、良い効果が見込めないだけでなく副作用がおこることもあります。自分に合う漢方薬を見つけるためにも、購入時には、できる限り漢方に詳しい医師、薬剤師等にご相談ください。
お手頃価格で不調を改善したい、という方にはスマホで気軽に専門家に相談できる「あんしん漢方」のような新しいサービスもおすすめです。AI(人工知能)を活用し、漢方のプロが効く漢方を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が話題です。
すきま時間にケアしてほうれい線を撃退しましょう
育児や仕事で忙しかったり、笑うことが少なく口角がずっと下がったままでいたりすると、ほうれい線が深くなりやすいです。「舌まわしエクササイズ」なら、すき間時間に気軽に取り入れられると思います。
ほうれい線が目立ってきたからといってあまり悲観せず、できるケアをしながら毎日笑顔で過ごしましょう。