メイクで多くの時間を割かれるのが眉!
忙しい朝、とにかくメイクには時間をかけたくないけれど、1日を前向きに過ごすためにも顔の完成度は高くキープしたいというのが誰もが目指すところではないでしょうか。そして毎朝のメイクの中でも多くの時間が割かれるのが眉! 形、質感、濃さ、左右のバランスのどれかひとつでも精彩を欠けばメイク全体を台無しにしかねないほど難しいパーツでもあります。
描くのに時間がかかるし、日によって完成度にばらつきが出てしまう眉。それなら毎日同じ形のスタンプを押してしまえばいい!という目からうろこな発想から生まれた「眉スタンプ」というアイテムがあり、SNSで話題になっているのをご存知ですか?「漫画じゃないんだから!」「海苔みたいな眉になるのでは?」そんなツッコミや疑問が湧き出てくるこの商品ははたして、時短メイクとして本当に戦力になるのか? 実際に使用してみました!
「眉スタンプ」とはどんなコスメ?
SNSでよく見かける KISS NEW YORK アイブロウスタンプを使用しました(筆者は「ディープブラウン」「ストレート型」を購入)。カラーはほかに「ナチュラルブラウン」があり、型には「アーチ型」があります。右左それぞれの眉のスタンプは、本体の上下に収納できる仕組みになっていて、磁石で落ちないようになっています。コンパクトを開けるとパウダーがあり、ミラーとブラシ&スクリューがついています。仕上げで馴染ませるためのブラシ&スクリューつきなのはポイント高い!
実際に使ってみた!
「絶対上手くいくわけない」という先入観を抱きながらも、実際に使用してみます。筆者の眉は太めの平行眉なので、はじめてスタンプを見たときにまずその細さが気になりましたが、その辺りは後で調整するとして、スタンプをパウダーに強く数回こすりつけ、スポンジ部分にびっちりパウダーをつけていきます。
【強くこすりつけてしっかりつける】
そして自眉毛の眉頭とスポンジの眉頭部分を合わせ、眉頭から眉尻に向かってゆっくりとスタンプを押します。説明書によると、「眉頭から眉山まではしっかりと、眉尻にかけては手の力を抜いて軽く押すときれいに仕上がる」ということなのでその通りに。すると意外にもナチュラルな仕上がり! 微調整は必要だけれども、拍子抜けするほどに綺麗な形の眉が現れました。
【メイク前の自眉毛はこんな感じ】
【スタンプを押す角度に注意!】
【スタンプを押した直後。目尻部分が自眉の太さと合っていないので微調整が必要】
【付属のブラシで全体的にぼかしてなじませ、眉尻部分など足りない部分はパウダーで足す】
筆者の自眉毛は、眉山から眉尻部分を太くナチュラルに残している形なので、付属のブラシでぼかし、さらにパウダーですこし眉毛を描きたしました。
同様に反対側の眉にもスタンプを押していきます。「ストレート型」といっても割と角度があるので、先ほど押したスタンプとのバランスが取れるように注意しながら押していきます。
【スタンプを押した直後。ここからブラシで自眉となじませていく】
【最終的に完成した眉】
時短メイクになる!でも注意点も…
正直全く期待していなかったのですが、意外や意外、かなり時短メイクの戦力になるアイテムであると感じました! 自眉毛が太眉だったりナチュラルな質感を生かしている人よりも、自眉毛が細く、眉自体が薄い人の方が使い勝手がいいアイテムという印象。眉毛を描くのが苦手な人にとって、一瞬できれいな眉を出現させてくれるので、かなり心強いアイテムであると思います。
注意点としては、角度には細心の注意を払うこと。最初のトライで上手くいったものだから、翌日本当に急いでいるときにハンコ感覚で押してしまったら、角度が大きく上に上がってしまい、眉山から眉尻にかけて、自眉毛の上にもうひとつ眉ができ上がってしまうという大失敗…。自眉毛の角度とスタンプの角度をしっかり確認することがとても重要です。幸い失敗した眉は軽くコットンでこすると消えたのでひと安心でした。
SNSでの話題性やビジュアルのインパクトから半信半疑で使用してみた「眉スタンプ」ですが、眉を描くのが苦手で毎日時間がかかってしまうという人にはおすすめの時短アイテムでした! マスクをしていると顔の上半分にある眉と目元が重要となってくるので、毎日同じきれいな眉を時短で作り出してくれる「眉スタンプ」を取り入れてもいいかもしれません。