「子どもを塾に行かせる」より実は重要だった。“小学生の子どもには個室が必要”な理由【教育のプロ、矢萩邦彦先生に聞く】

家族・人間関係

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2021.07.02

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子ども部屋を作ってあげたいけれど、家の間取りがどうにもならない場合は?

友だちの家を行き来するような年齢になると「〇〇ちゃんみたいに自分の部屋が欲しい」や、「きょうだいと同じ部屋では勉強ができない」など、子どもから部屋割りに対するリクエストが増えるものです。
とはいえ、経済的にすぐに対応できない場合、どうしたらいいのでしょうか?

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「『子どもの成長に合わせて個室を作ってあげることは大事です』と前述しましたが、だからといってすぐに対応することは難しいでしょう。そんなときは、家とは違うサードプレイスの存在があるといいでしょう。たとえば、おじいちゃんやおばあちゃんの家が近所であれば、そこに一室、個室を作ってもらえないか相談をする。
または、塾に通っているお子さんであれば自習室を借りるなど、集中できる場所を確保してあげることが大切です。

あるいは、自宅に誰が使ってもいい『集中室』を一つだけ作るという選択肢もあります。誰が使ってもいいけれど、一人が集中して勉強や仕事をしているときは邪魔をしないという部屋を作るのです(パーテーションで仕切るだけでも有効ですよ!)。それであれば、パーソナルも確保できますし、大きなリフォームもしなくても大丈夫なはずです」

矢萩先生には、「子ども×住環境」について教えてもらいましたが、さまざまなヒントがあったかと思います。
まだまだ続くコロナ禍、家族が快適に過ごすことができるよう工夫してすごしたいですね。

お話を伺ったのは……矢萩邦彦(やはぎくにひこ)先生

矢萩先生

実践教育ジャーナリスト

リベラルアーツ・アーキテクト、株式会社スタディオアフタモード代表取締役CEO、知窓学舎 塾長、教養の未来研究所 所長、一般社団法人リベラルコンサルティング協議会 理事、聖学院中学校・高等学校 学習プログラムデザイナー、ラーンネット・エッジ『自由への教養』カリキュラムマネージャー、HIS『探究Journey』監修・コンセプター、『探究ホーム』プロジェクト クリエイティブフェロー。
探究型学習・想像力教育・パラレルキャリアの第一人者。

25年間、20000人を超える直接指導経験を活かし「すべての学習に教養と哲学を」をコンセプトに「探究×受験」を実践する統合型学習塾『知窓学舎』を運営、「現場で授業を担当し続けること」をモットーに学校・民間を問わず多様な教育現場で出張授業・講演・研修・監修顧問などを展開している。

(株)LIXIL

トステム・INAX・新日軽・サンウエーブ・TOEX(旧 東洋エクステリア)という住まいのブランドがひとつになって生まれた、住宅設備機器・建材メーカー。

住まいの新築・リフォームから公共施設・空間まで、誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現に向けて先進的な技術と製品を開発、提供しています。

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