高校受験の費用はこんなにかかる!?公立と私立の選び方で大きな差も…金額を把握して早めの準備がカギ#家計のプロ直伝

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 公立と私立を比較してわかった驚きの“大きな金額の差”

2021.07.29

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高校受験に必要なお金を具体的に考えてみよう

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都立高校を第一志望とし、併願優遇で私立高校1校の計2校を受験すると仮定した場合で考えてみましょう。

考査料・入学料・授業料

公立・私立どちらの高校を受験するとしても、まず必要になるのが入学考査料・入学料・授業料です。

都立高校や東京都にある私立高等学校ですと、おおよその受験料は以下の通りです。

都立高等学校入学考査料 2,200円(全日制) 950円(定時制)
都立高等学校入学料 5,650円(全日制) 2,100円(定時制)
都立高等学校授業料 118,800円(全日制) 32,400円(定時制)

引用元:東京都教育委員会|入学考査料、入学料及び授業料等の納付について都立高等学校、中等教育学校(後期課程)の授業料・入学料及び特別支援学校高等部の授業料について

都内の私立高等学校入学考査料(全日制) 2万円~2万5,000円前後
都内の私立高等学校入学料(全日制) 20万円~30万円前後
都内の私立高等学校授業料・施設費・その他(全日制) 70万円~100万円前後 
※私立高等学校については、学校により金額が異なります。

都立高校を第一志望とし、併願優遇で私立高校1校を受験する場合、入学考査料で約2万5,000円前後が必要になります。

模擬試験料

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入試当日にいきなり本番ではなく、受験の前に、模擬試験を何回か受けさせたいという人も多いでしょう。

模擬試験を学校が行ってくれる場合もありますが、多くの場合は、個人で申し込みを行い、学校外で模擬試験を受験をします。

仮に東京都であれば進学研究会が主催するVもぎなどが有名ですが、1回の受験につき4,600円(税込)がかかります。

例年通りだと、毎年夏ごろから受験を迎える1月ごろまで複数回開催されています。

仮に6月から1月までの8カ月間、毎月1回の模擬試験を受けると、4,600円×8回=3万6,800円がかかります(回数券などの利用により多少割引があります)。月1回以上模擬試験を希望する場合は、その分費用がかかることになります。また、交通費も必要になります。

資格試験料

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特に、私立高校を希望する場合などに、所有していると有利になることがある資格試験も受験する場合は、検定料が必要になります。

英検準2級 税込9,200円(個人の場合)
英検3級 税込7,900円(個人の場合)
引用元:日本英語検定協会

漢字検定準2級 税込2,500円(個人の場合)
漢字検定3級 税込2,500円(個人の場合)
引用元:日本漢字能力検定

数学検定準2級 税込5,200円(個人の場合)
数学検定3級 税込4,500円(個人の場合)
引用元:数学検定

各試験とも、3級を2回受験(1回目不合格、2回目合格)したと仮定すると、14,900円×2回で2万9,800円(税込)が必要になります。学校などの団体受験を利用すると費用が安くなる場合もあります。

その他

その他、学校見学やオープンスクール、個別相談会などに参加すると、交通費などがかかります。塾の夏期講習や冬期講習などを受講すれば、塾の費用も加算されます。

受験のために必要な金額を把握しておくと事前準備もしやすくなる

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公立・私立高校のどちらを受験するとしても、考査料や入学金などだけでなく、模擬試験や資格試験、交通費、塾の費用なども必要になります。

最終的にどれくらいの費用が必要になるのかは、個人の選択により大きく左右されますが、塾に行かない場合でも上記のような支出がかかることを把握しておくと事前準備もしやすくなります。

入学が決定すれば、入学金や制服などの準備費用と、続けて費用が必要になりますので、こちらも合わせて準備しておくと安心ですよ。

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著者

あき

あき

東京都在住。夫、子供3人の5人家族。家計簿&家計管理アドバイザー。 節約主婦として日本テレビ「ヒルナンデス」、NHK「人生レシピ」フジテレビ「バイキング」などに出演。著書に「あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」他。 もともとは超がつくほどの現金主義だが、最近はほぼ全額キャッシュレス決済。ポイ活や家計簿アプリにも詳しい。

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