もう普通のハンバーグには戻れない!料理人の裏ワザで肉汁あふれるジューシーハンバーグに

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 肉汁たっぷりのハンバーグに変わる“6つのコツ”

2021.07.13

YouTubeでさまざまな料理の技を紹介する動画が大人気の岩野上幸生さんのテクニックを存分に感じられるレシピシリーズ。今回は、子どもの大好きなメニューとして定番のハンバーグをご紹介します。ちょっとしたコツを抑えることで、肉汁あふれるジューシーなハンバーグに大変身! ぜひお試しください。

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材料

  • 合挽きミンチ(牛7:豚3)400g
  • 玉ねぎ          半分
  • 塩            4g
  • ブラックペッパー     20振り
  • ナツメグ         5振り
  • 牛脂           45g
  • 卵            1個
  • 牛乳           120g
  • お麩           20g

〜ハンバーグソース〜

  • 赤ワイン    70g
  • ケチャップ   35g
  • ウスターソース 10g
  • 中濃ソース   10g
  • 砂糖      2g
  • ハチミツ    5g
  • 水       大さじ1
  • 無塩バター   15g

ポイント1:飴色になるまで玉ねぎを炒める

1.みじん切りにした玉ねぎを油をひいたフライパンに入れ、強火で飴色になるまで炒めます
飴色になったら、粗熱がとってから、ラップをして冷蔵庫でさらに冷ましましょう。

タマネギは水分を飛ばしながら炒めていくほど、甘みと旨みが濃縮されていきます。ここで抜けた水分はあとで、牛乳を加えることで補ってきます。

玉ねぎの食感を楽しみたい場合は、ナマや軽く炒めた状態でもOK!

飴色玉ねぎ出典:www.youtube.com

ポイント2:お麩で肉汁を閉じこめる

2.お麩をミキサーなどで細かく砕き、牛乳と混ぜ合わせておきましょう。

パン粉の代わりにお麩を使うことによって、より多くの肉汁を閉じ込めることができ、ハンバーグの固さ調整にも便利です。

お麩出典:www.youtube.com

ポイント3:冷やしながら混ぜる

3.余計なドリップをふき取ったひき肉と塩をボウルに入れ、氷をあてながら、捏ねていきます。肉をさわって、すぐ粘り気が出ていること、ひっぱってみて、すぐにちぎれない状態になったらOK。

ボウルを冷やすことで、手のひらの温度でひき肉の脂が溶けるのを防ぎ、肉汁を肉の中に閉じ込めてジューシーに仕上がりになります。
塩には肉のたんぱく質の変性を起こし、ひき肉の肉がよりくっつきやすくなる効果があるため、先にひき肉とよく混ぜることが重要です。これで、ひび割れしにくく、肉汁が逃げにくいハンバーグに近づきます。

塩とだけ混ぜる出典:www.youtube.com

4.ブラックペッパー、ナツメグを入れてよく混ぜたら、常温にした牛脂を加えて、素早く混ぜ合わせましょう。

この時に牛脂のダマがあると、ハンバーグを焼いた時にそのダマの部分が溶け、ハンバーグに穴が開いてしまうのでよく混ぜ合わせるのがポイント。

5.卵を加えてよく混ぜ合わせたあと、冷やした飴色玉ねぎを入れ、さらに混ぜます。

6.お麩と牛乳を混ぜたものを加えて、さらによく捏ねてタネの完成。

ポイント4:空気をしっかり抜いて成型

7.手のひらに油をつけて、お好みの分量を取り分けたあと、手から手にタネを投げて、打ち付けるように、肉の内部の空気をしっかり抜きましょう。空気が抜けて表面がなめらかになったら、お好みの形に成型していきます。

空気が入ったままハンバーグを焼いてしまうと、空気がたまっていた穴が熱膨張によって破裂し、ハンバーグが破けてしまいます。タネの表面をなめらかにすることも大きなポイント。焼いた時のひび割れを防ぎます。

サイズ、形は、お好みですが、ある程度分厚さがある方が肉汁を閉じ込めやすくなります。

空気抜く出典:www.youtube.com

8.成型後、ラップをして1時間ほど冷蔵庫で冷やしましょう。

成型後は表明温度が上がっています。再度冷やしておくことで、焼いたときに一気に脂が溶けだすのを防ぎ、肉汁をより閉じ込めておくことができます。

ポイント5:ノータッチからの蒸し焼き

9.ハンバーグの表面に小麦をまぶし、油を熱したフライパンに入れたら、中火から強火で表面をカリッと焼いていきます。
生焼けの状態でフライパンを動かしてしまったり、フライ返しでいじると小麦粉のコーティングが剥がれたり、形が崩れてしまうため、肉汁が逃げてしまいますまずは、ノータッチで表面に焦げ目がしっかりつくまで我慢。裏返しても同様にしっかりと表面が焼けるまで動かしません。

ノータッチ出典:www.youtube.com

10.両面を焼いてコーティングできたら、水を入れて、弱火で蒸し焼きにしていきます。
時々、蓋を取って、水を足し、中心まで火が通るまで焼いていきます。

蒸し焼き後出典:www.youtube.com

ポイント6:肉汁をプラスしたソース

11.肉汁の残ったフライパンに赤ワインを入れて、こそげ落としながら煮詰め、ケチャップ、ウスターソース、中濃ソース、砂糖、ハチミツを混ぜたソースを加えます。仕上げにバターを入れて、よく混ぜたら火からおろし、ソースの完成。

ソース出典:www.youtube.com

一番大きなポイントは、パン粉のかわりに砕いたお麩を使うこと。吸水力が1.5倍~2倍近いとのことで、中の肉汁を逃さず、閉じこめてくれます。さらに牛脂を加えたり、しっかり空気を抜いて形作ることで、これまでにない肉汁体験ができることでしょう。ぜひ、驚きのジューシーハンバーグを作ってみてくださいね。

今回教えてくれたのは、岩野上幸生さん

岩野上 幸生(いわのうえ こうせい)さん

1985年生まれ。長崎県出身。18歳から料理の修行を始め、24歳で独立。現在は東京で飲食店を複数手がける人気料理人となり、企業コンサルティングや料理の技術指導なども手掛け、マルチに活躍中。YouTubeチャンネルの「飲食店独立学校 /こうせい校長」では、さまざまな料理のテクニック、役立つ情報を発信している。

詳しい作り方を動画でチェック!

 

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