ダンボールを外に置くのはNG!?“黒いムシ”と出会いたくなければ知っておくべき「繁殖しやすい場所」

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 “黒いムシ”と出会いたくなければ知っておくべき「繁殖しやすい場所」
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意外な盲点!ベランダや屋上に置いているアレが原因だった!

――室内だけでなく、ベランダなどにも対策はしたほうがいいのですか?

ベランダや屋上でガーデニングをしている場合は、注意してください。先ほどもお伝えしましたが、彼らは暗くて湿気があり、温かいところを好みます。プランターをおいていると、そこから発生する可能性があります。

また、どんなちょっとしたゴミでも餌にして繁殖するため、生ごみなどをゴミの日までベランダに置いている家庭も注意が必要です。

プランター出典:stock.adobe.com

また餌となるようなものがない場合は、自分や仲間の排泄物や死骸、ほこりなども食べて生き延びます。ただ、塩は脱水症状になってしまうので食べません。そういうと塩をまいておけばゴキブリを避けられるかと思われますが、そうではないんです。塩を食べないだけで、塩をまいていてもゴキブリの発生を防げるというわけではありません。

――マンションなどの上層階だと発見しにくいと聞いたのですが、本当ですか? 何階以上だと大丈夫でしょうか。

マンションの場合は、どちらかといったら低層階に生息することが多いです。ゴキブリは外で発生してそこから家の中に上がってくるため、低層階のほうが遭遇頻度は上がります。ただ、彼らはどこからでも入ってきます。たとえばエレベーターに乗って上の階に行くこともあります。そのため上層階だから大丈夫とは言い切れないんです。

家の中に潜む黒いムシ。水回り以外にも好んで生息する場所はいっぱい!

――意外とみんな気づかない、繁殖する場所はどこですか?

冷蔵庫や食器棚の裏、コンロの下、ゴミ箱の置き場所のすみなどです。とくにごみや調理くずを置くところはゴキブリが発生しやすくなります。また、水回りは全般的に出ると考えてください。トイレやお風呂、洗面所なども発生しやすくなります。部屋の中にペットボトルやジュースの缶を放置しておくのも、遭遇頻度を高めるので、注意してください。

ペットボトル出典:stock.adobe.com

また、テレビや固定電話、ビデオデッキなどを置いている場所の奥のほうに潜んでいる場合もあります。待機電力で暖まると彼らにとって好みの環境になるため、電気製品は使用しないときはこまめに電源を切りましょう。

徹底的に駆除したい!見つけたときに確実に仕留めるためには?

――どこにでも生息する黒いムシを、徹底的に駆除するためにはどうしたらいいですか?

まずは、彼らの侵入を外から防ぐことが大切です。そのためには「ブラックキャップ」がおすすめです。ベランダやプランター、玄関、庭、エアコンの室外機のそばに置いておくことで、外にいるゴキブリが毒となる餌を食べた状態で巣に持ち帰り、フンや卵などを通してまわりのムシとともに駆除することができます。効果は約1年続くので、安心して暮らせます。

――部屋の中で遭遇してしまった場合はどうしたらいいですか?

部屋の中で見かけた場合は、「ゴキジェットプロ」がおすすめです。よく新聞紙やスリッパなどで叩くという話がありますが、ゴキブリはすばしっこいため、叩く前に逃げてしまいます。また下手に叩いてつぶれてしまうと、後始末が大変ですよね。すみやかに駆除するためには、ゴキジェットプロのスプレーをかけるのが確実です。

赤ちゃんやペットがいるから心配!そんなときは天然ハッカ油を配合した駆除剤を使用

ペット出典:stock.adobe.com

――赤ちゃんやペットがいる家庭では、どうしたらいいですか?

「赤ちゃんやペットがいて薬剤を使用することに抵抗がある」という場合は、ゴキブリの嫌がる天然ハッカ油を配合した駆除剤・忌避剤である「ナチュラス凍らすジェットゴキブリ秒殺」スプレーや、「ナチュラス天然ハーブのゴキブリよけ」がおすすめです。

また、姿がみえないけれど、どこに潜んでいるのかわかっている場合は、「ごきぶりホイホイ+デコボコシート」を置いておくといいですよ。

ゴキブリは、姿が見えないといないと思うかもしれませんが、実際にはどこの家庭でも生息している可能性があります。「姿が見えないから安心」ではなく、薬剤が部屋の隅々にいきわたる「アースレッドシリーズ」を各部屋で実施しておくと、安心して暮らせると思います。

6月から8月末にかけてゴキブリは最盛期を迎えます。夏休みなどで、子どもが自宅で過ごす時間が長くなる時期だけに、対策はしっかりとしておくことをおすすめします。

取材協力『アース害虫駆除なんでも事典

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著者

間野由利子

間野由利子

フィリピン・セブ島での親子留学を機に、親子で英語学習をスタート。 私は365日、息子は週3回オンライン英会話を受講しています。英語でインタビューできるようになりたいので、ときどき先生に相手になってもらい、インタビューの練習をしています。

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