手軽に楽しめる手持ち花火、家に残っていませんか?
お家でやろうと思って買った手持ち花火を、結局使えず残ったままになっている方もいるのではないでしょうか? 残った花火はいつまで使えるのか、また処分するにはどのように捨てればよいのか、実はわからないこともありますよね。
今回は、そんな残った花火についての疑問を解消していきたいと思います。
花火はいつまで使えるの?消費期限はある?
使おうと思って購入したけれど使いきれなかった花火が残ってしまった。でもこれってどれくらい持つのでしょうか? 花火の消費期限がわからなくて調べてみました。
昭和32年創業の花火屋による直営店「はなびかん」のサイトによると、「家庭用のおもちゃ花火には期限は無い」とのこと。
極端な湿気や直射日光などに気をつけて保存をしておけば2~3年はまず何の問題も無く保存できます。
※一応10年程度であれば火薬も気になるほど劣化はせず遊べるのですが、保存環境による話にもなるのでご注意を!
出典: はなびかん e-hanabi.net
湿気や直射日光を避けて保存しておけば、数年は問題なく遊べるようです。
未使用花火はどのように捨てたらよいの?
使い切れなった花火を捨てたいけれど、どのように捨てたらいいのかわからないですよね。花火の捨て方については同じく「はなびかん」のサイトによると、このように捨てるのがいいそうです。
1、バケツやたらいなどに水をたっぷり溜める。
2、セットものの場合は台紙からはずして、袋に入っているものは袋から出す。
3、花火を溜めた水に浸けて、奥まで満遍なく湿るようにする。
4、水気を切ったら、新聞紙などに包んで燃えるごみとして処分する。
打上花火や噴出花火も蓋を取り、中の筒をしっかり水に浸ければOKとのこと。
ただ、どれくらいの期間、水に浸けておいたら良いのでしょうか。「はなびかん」さんに確認してみると、下記の回答をいただきました。
花火処理の際に水に浸けておく期間ですが、中の火薬をしっかりと湿らせることが目的なので「丸1日程度」は浸けておいたほうがいいです。
ただし、これは基本的には1日程度浸ければほとんどの花火は湿って使用できなくなるという意味で、すべての花火が例外なく1日浸ければ大丈夫という意味ではないのでご注意ください。
また、浸ける際には火薬に水分がしっかり浸透するように、袋等からは出して水に浸けてください。
なるほど! しっかり火薬に水分を浸透させるためには、1日以上は浸けておいたほうがよさそうです。そして大きい花火などは1日では水にしっかり浸からない場合もあるので、大きい花火の場合は浸け置く日数を増やして、しっかり水分を含ませることが必要です。また、浸け置いた後の花火を捨てる場合は、自治体ごとのごみ収集ルールに従って捨ててくださいね。
花火は正しく楽しんで!
夏になると楽しむことが多い花火ですが、火薬を使っているので火の始末や扱い方はしっかり知った上で楽しみたいですね。そして今年買った花火を使い切れなかった方も、湿気などに気をつけて大切に保管すれば何年も使うことができるようです。もし使い切れなかったとしても大切に保管して、ぜひ来年楽しんでみてくださいね。