「専業主婦でいたい」は贅沢?専業主婦を続ける際に確認すべき”3つのポイント”#家計のプロ直伝

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2021.09.09

家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。気の合うお友達にもなかなか相談しにくい「お金のこと」に悩んでいる人はいませんか? 有料相談に申し込むほどではないけど、ちょっと聞いてみたいお金の疑問に、家計簿・家計管理アドバイザーがお答えいたします。今回は「しばらく専業主婦でいたい」というお悩みです。

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もくじ

専業主婦でいたいと考えるのは贅沢?
専業主婦でいたいけど、働いた方がいい?
専業主婦でいてもいい?確認すべきチェックポイントは
1. 夫の収入は、増加が見込める職場か
2. 子どもにどれだけの教育を求めるか
3. 一定の貯蓄ができているか
長期的な視点で検討を

専業主婦でいたいと考えるのは贅沢?

今回のご相談者さんは、「しばらく専業主婦でいたい」と悩んでいるご様子です。ご相談内容を見てみましょう。

わが家は20代後半の夫婦、年収400万円ほどですが、子どもが産まれたのを機に私は専業主婦になりました。

子どもは1歳になりましたが、第一子ということもあり、できれば幼稚園までは専業主婦でいたいと考えています。

でも最近、夫からは子どもも大きくなってきたし、「そろそろ働いたら?」と言われることが増え、悩んでいます。

確かに夫だけの収入では生活が苦しいと思うこともあり、実際貯金もあまりできていません。でも、子どもと一緒にすごしたい、専業主婦でいたいという気持ちも強くて……。

生活が苦しいのに専業主婦でいたいと考えるのは、贅沢でしょうか。

専業主婦でいたいけど、働いた方がいい?

専業主婦は贅沢?出典:www.photo-ac.com

今回の相談者さんは、20代後半のご夫婦。お子さんの誕生を機に専業主婦になられたということですね。

奥さまはお子さんが幼稚園に入園するまでは専業主婦を続けたいというご希望があるようですが、専業主婦でいたいと考えるのは贅沢なのかと悩んでしまっているご様子ですね。

結論からお伝えすると、「専業主婦でいたい」と考えることは、決して悪いことではありません。

初めての子育てで戸惑うことも多いでしょうし、夫婦で協力し合っても、家事、育児、仕事とすべてをうまくこなすことは難しいものです。

ただし、実際に専業主婦を続けられるかというと、各ご家庭の事情によりますので、一概にこうすればいいとはいうことができません。各ご家庭の事情に合わせた対応が必要になります。

専業主婦でいてもいい?確認すべきチェックポイントは

とはいえ、専業主婦でいたいとというご相談者さんの希望をかなえるには、やはり世帯全体の収入を意識して考えなくてはなりません。

大まかにチェックしてほしいポイントは、次の3つです。

3つのポイント出典:stock.adobe.com

・夫の収入は、増加が見込める職場か
・子どもにどれだけの教育を求めるか
・一定の貯蓄ができているか

以下、詳しく解説します。

1. 夫の収入は、増加が見込める職場か

夫の職場出典:stock.adobe.com

今回の相談者さんは20代後半で年収400万円前後ということですが、旦那さんは、今後収入の増加が見込める職場にお勤めでしょうか。

30代、40代、50代と収入が上がる見込みがあれば、お子さんが成長し教育費がかかるようになっても、うまく対応できる可能性があります。

しかし、収入の増加が見込めない職場の場合、お子さんが大きくなった時でも今と同じ収入でやりくりしなくてはならないことになります

特に、高校生、大学生の時期の学費は、お子さんが1歳の今とは比べ物にならないほどかかります。

お子さんが教育費のかからない1歳の今、厳しい節約をしなければ生活できないようであれば、お子さんが高校生、大学生になったころには今と同じ収入では生活できないことになります。

幼稚園に入園した後から働く予定であっても、旦那様の収入と奥様が働いた時に得られる収入を合わせて考えてみましょう。場合によっては、少しでも早く貯蓄を始めなければ、お子さんの教育費が捻出できない場合も想定されます。

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著者

あき

あき

東京都在住。夫、子供3人の5人家族。家計簿&家計管理アドバイザー。 節約主婦として日本テレビ「ヒルナンデス」、NHK「人生レシピ」フジテレビ「バイキング」などに出演。著書に「あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」他。 もともとは超がつくほどの現金主義だが、最近はほぼ全額キャッシュレス決済。ポイ活や家計簿アプリにも詳しい。

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