今回教えてくれたのは タマノイ酢 さん
創立明治40年の老舗酢メーカーであるタマノイ酢株式会社。1996年発売の大ヒット商品「はちみつ黒酢ダイエット」は、ビネガードリンク市場を開拓し、"飲むお酢"の火付け役ともなりました。そんなお酢を知りつくしたタマノイ酢さんが「果実酢を選ぶときに知っておきたい3つのポイント」を教えてくれました。
果実酢にも2種類あるので要注意!
スーパーでよく見かける果実酢、全部同じだと思っていませんか?
実は、果実を発酵させた酢と、醸造酢などに果汁を加えただけの酢の2種類があるのです。
果実酢の定義は「お酢1リットルに対して300グラム以上の果実の搾汁が含まれているもの」とされているので、果汁をあとから加えたものも果実酢として分類されているのです。
醸造酢などに果汁を加えただけの果実酢も、お酢から得られる効果はもちろん変わりませんが、果実酢が本来持っている栄養素の恩恵を受けられなくなってしまうこともあります。
裏面をしっかりと見て、自分に合った果実酢を選びましょう!
果実酢を選ぶ3つのポイント
1 濾過をしているかどうか
果実酢には透明のものと無濾過のものがあります。
透明のものは濾過をしたお酢、混濁したものは濾過をしていないお酢です。
料理に使う人……濾過がしてあるお酢
健康を重視している人……濾過をしていないお酢
用途によって使い分けるといいでしょう。
無濾過のものは天然の酵素や乳酸菌、繊維質がそのまま残っているため、健康を重視している人に選ばれています。
2 非加熱のものかどうか
殺菌のために加熱処理をしているお酢が多いですが、熱が加わるとどうしてもビタミン類が損なわれたり、乳酸菌が死滅してしまいます。より健康に気を使うのなら、非加熱のものをチョイスしてみましょう。
3 何の果実が使われているか
果実酢は入っている果実の栄養素が含まれているので、果実の種類を注意して選んでも良いでしょう。
リンゴ酢
蓄積された脂肪の分解や、腸での吸収遅延による血糖値の安定化などに効果的!
ぶどう酢
抗酸化作用やの高い酒石酸をたくさん含んでいます。特に赤ぶどう酢は整腸作用であればポリフェノールの含有量が高く、コレステロール値の抑制に効果的!
そのほかにも 梅酢、ざくろ酢、などさまざまな果実酢があります。
「果実酢」といっても種類があり、また入っている果実によっても効果が異なります。果実酢を選ぶときの参考になりましたらうれしいです。