味覚の秋!採ったさつまいもはどうしていますか?
秋になり、さつまいも掘りにでかけて秋の味覚を収穫。一気に食べられない量を収穫できたのはいいけれど、そのおいもをどうやって保存すればいいのかわからないという方もいるのでは?
今回は、さつまいの正しい処理&保存方法を、さつまいもを毎年育てていらっしゃるさつまいも農家さんに伺ったのでご紹介します。
洗ってはダメ!堀ったさつまいもの下処理方法
収穫したばかりの、土がついたさつまいも。まず最初に綺麗にして保管したいと思ってしまいますよね。「まずはさつまいもを水で洗う」はやりがちな方法です。でも実は、収穫してきたさつまいもは洗ってはダメなんです。
石川県金沢市の五郎島・粟ヶ崎地区や内灘砂丘で主に生産されている「さつまいも」、加賀伝統野菜の一つにも入っている五郎島金時を生産している「かわに」さんに伺いました。
『さつまいもは水洗い禁止です。水分に触れると、さつまいもの傷みが早くなってしまいます。
砂や土がついているさつまいもは、洗わずに乾かしてから土をそっと払ってください』
水で洗うと傷みが早くなるとは知らなかったので、目からウロコな情報でした。
土や砂を落とした後の保管方法は?
土や砂を落とし終わった後は、どのように保存しておけばよいのでしょうか?
『土や砂を落とした後は、冷暗室で保管してください。ダンボール箱に何か所か穴を開けて通気性をよくして、15度前後の冷暗室で保存するのがおススメです』
なるほど、ダンボールに穴をあけておくと通気性が良くなりますね。
気温が高くさつまいもの適温15℃くらいで保てない場合は?
保管する場所の温度が15℃を保てない場合はどうすればよいでしょうか?
『さつまいもを保管する適温は15℃くらいです。この温度より寒いと低温障害といって、切ったときに身が黒色に変色したり、腐敗が早くなったりまします。 逆に暑いところにおくと、芽が生えてしまいます。
15℃くらいを保つことが難しい場合は、さつまいもを1本ずつ新聞紙に包んで、野菜室で保管することをオススメします。ただし、さつまいもは寒さや水に弱いので、新聞紙などに包まない状態で、冷蔵室にそのままいれて保存することは避けてください』
秋の味覚であるさつまいも。収穫してご自宅にたくさん届いた場合は、今回ご紹介した方法で最後までおいしく楽しんでもらえた嬉しいです。ぜひ参考にしてみてくださいね。