ちょっと充電が減った……「すぐ充電しよう」は避けて
お金を払うにも、電車に乗るにもスマホが必要な今、「充電切れ」はまさに致命的。となると、できるだけフル充電状態をキープしておけると安心ですよね。
しかし、iPhoneの“持ち”においてはNG行為。その理由は、iPhoneに使われている「リチウムイオン電池」にあります。
iPhoneの充電回数は500回が目安
iPhoneに内蔵しているリチウムイオン電池の寿命は、iPhone 14以前のモデルの場合で「約500回」のフル充電がひとつ目安になります。もちろんこれは、500回充電ではなく、“バッテリーが合計で100%使われたとき”に1回のカウントです。
しかし、少し充電が減ってきたからと充電器につなぎっぱなしにするのは考えもの。iPhoneをできるだけ長く使うためには、フル充電の状態を長時間保つのを避け、バッテリーへの負担を少なくすることが大事なのです。
「バッテリーの最適化」で解決!
フル充電しすぎない方がいいとは分かっていても、スマホ社会では充電切れの不安がありますよね。とはいえ、100%になった瞬間に充電器を抜くために、iPhoneとにらめっこするわけにもいきません。でも大丈夫! iPhoneに備え付けられている「バッテリーの最適化」の機能を使えば、充電につなぎっぱなしでもフル充電したままの時間を短縮できます。
80%に到達したら、充電スピードがゆるやかになる
iPhoneの「バッテリー充電の最適化」は、80%まで充電した後、自動で充電スピードを遅らせてくれる機能です。100%に到達する時間は、iPhoneに届く通知でチェックできます。
「バッテリー充電の最適化」はiPhoneにデフォルトで付いている機能ですが、OFFにすると作動しないので、ON設定でかつ上限充電を100%に設定しましょう。この機能を使うことで、長い間充電器につなぎっぱなしにしても、フル充電の時間が短くなります。リチウムイオン電池への負担も減るので、iPhoneを長持ちさせることができますよ。
iPhoneを長く大切に使うために
iPhoneの寿命をのばすには、フル充電のまま放置を避けるのがポイントです。ただし、「バッテリー充電の最適化」の機能を使えば、つなぎっぱなしでもiPhoneの劣化を最小限におさえられます。今一度iPhoneの設定や使い方を見直してみましょう。