義母の過干渉がツラい……。やめよう、いい嫁。自分の心と向き合いましょう。

家族・人間関係

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2021.10.28

嫁姑問題は永遠のテーマ。 とは言え、今の若い世代では距離も上手に取りつつお互いを尊重し合って良い関係を築けている場合もあるようです。 ただ、うまく距離を保てない相手がいることも事実です。
グイグイくる相手、こちらが遠慮していると距離はどんどん縮まり苦しさは頂点へ! 争い事はできるだけ避けて穏便に済ませたい…。今回は私の経験をもとにお話します。

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いい嫁に思われたい

仲のいい嫁姑出典:stock.adobe.com

結婚してすぐは義家族、特に「お義母さんに気に入られたい!」と一生懸命頑張ってしまいますよね。だれだって結婚したら夫の家族とうまくやりたい。争いなんてしたくないんです。しかし、ちょっと会うぐらいなら気づかなかったことでも、距離が縮まるにつれ目についてくるもの。そしてどんどん苦しくなるのです。

「いい人なんだけどね」義母の話になると、愚痴を言う罪悪感から必ずこの枕詞をつける友人。いい人の定義って何でしょうか?困っている人を助ける?それならほとんどの人がいい人になります。

自分の親のことをいい親だから、いわゆる「嫁・姑問題」には無関係だろうと信じて疑わない男性もいます。「俺のおふくろ、いい人だから」って堂々という男性もいます。

人の良さは関係ありません、距離なのです!!

悩む女性出典:stock.adobe.com

私自身、どんな人にもある程度合わせることができていて、それが自分で自分を認めることができる唯一の材料でありました。だから、距離がどんどん近くなりいろんなものが見えてきて、違和感を感じても気付かなかったフリをしていたんです。

モヤモヤしているけれど、『結婚ってそんなようなもの』だとか、『夫に養ってもらっているんだから』と何かとあきらめる材料を集めてごまかしていました。でも、押さえつけられた自分の中の嫌だという気持ちが大爆発を起こしてしまいました。

いい嫁を演じていると、向こうはそれが本音だと思って距離を縮めてきます。子どもが生まれたらなおさら。孫かわいさに近所だと毎日アポ無し訪問、もしくは毎日のように電話がかかってきて子育て以上にイライラしかねません。

それでもいい嫁を演じたい場合、「もう電話、かけてこないでください」ってすら言えない。私の場合は、電話を切って「はあ…」と大きなため息をついていました。

その時点では嫁姑の仲がうまくいっていると信じて疑わなかった夫。夫に対してもいい嫁を演じようとした私は、夫にもあからさまな愚痴と思われるのがイヤで義母のことを話すのを我慢していました。そしてその黒い感情は、私の心の中だけでぐるぐると渦巻き、どんどんエスカレートしていきました。

我慢が限界!夫に訴えた時の反応は?

頭を抱える女性出典:www.photo-ac.com

さて、我慢にがまんを重ね爆発!怒りに手を震わせながら夫に訴えたとします。

そんな妻を見た夫の反応は2種類。

  • 妻にそんなに我慢させていたのかと反省するタイプ
  • その怒りに反発をするタイプ

前者のタイプはお互いの話の折り合いをつけることができるでしょう。嫁姑問題を抱えている方は数多くいると思うのですが、夫婦がお互いうまくフォローすることができていたら問題ないのです。

しかし、後者の場合は厳しいです。さらに、ここぞとばかりに長男の嫁としての働き方はなんたるやを熱弁。専業主婦の場合、自分は仕事をしているが一方仕事をしていない妻は無能だといわんばかりに攻めるようなモラハラ気質の男性もいます。

私のように「自分さえ我慢すればいいや」と思ってしまう人はギリギリまで辛抱してしまう傾向にあります。そしてとうとう我慢が限界に達した時は、怒りに震える感情になっているわけです。

それは、たとえ言い方に気をつけたとしても「恨み、辛み」などの真っ黒い感情をコーティングしているだけなので相手はすぐに察知します。夫婦関係にまで大きな亀裂が入り修復するのが大変です。

まとめ

拒否をする女性出典:www.photo-ac.com

では、義母の過干渉からどのように逃れればいいのでしょうか?もし、あなたが自分の気持ちを伝えずに自分の中で「嫌だ」と思っていても解決はしません。

やんわり断っていても、それで察知してくれない人も多いのです。もう相手にはっきり「結構です」と伝えることしかありません。もしかしたら「何なのあの嫁!」となるかもしれませんが、反対によかったと思いましょう。

丸く収めることを常に考えている人にとっては簡単ではないかもしれません。

だけど、大切にしなくてはいけないのは一番は自分の気持ちです。

今はまだはっきりと意識できる感情じゃなくても、「あれ?なんかちょっとイヤだな…」という違和感は気のせいなんかじゃありません。

自分の心の声をしっかりと聞いてあげましょう。

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著者

しらほま

しらほま

5歳の男の子を育てる高齢出産ママ。 山アリ谷アリ…。刺激アリな経験をもとに、 読者の方の心に寄り添える記事を書けたら幸いです。 Instagram:@shirahomama

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