“子どもが最優先”になりがちな親だからこそ「自分が幸せであることに真剣になったほうがいい」というお話

家族・人間関係

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 親だからこそ「自分が幸せであることに真剣になったほうがいい」

2021.10.10

家事シェア研究家の三木智有です。子育て中のパパママへ。あなたは「自分自身」を大切にできていますか? 最近自分のためにしてあげられたことは何かありますか? 子育て中だからこそ、自分を大切にしたほうがいい理由をお伝えします。

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「子育てをしてるなら、自分自身をちゃんと大切にした方がいい」
この記事を読んでいる子育て中の親御さんは(ママであれ、パパであれ)意識的に自分を大切にしているでしょうか。
子育てをしていると、どうしても「子どもが最優先」になりがちです。

自分の睡眠時間すら、子どもの寝起きに左右されて。 
仕事だって思うようにできない。 

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コロナ禍で在宅ワークが増えた人は、同時に家事育児の負担も増えてより自由がままならなくなった人もいるかもしれません。
お金の使い方だってそう。子どもの習い事、グッズに予算を割けば自分が欲しい物は我慢しなくちゃいけないこともある。 遊園地やアミューズメントに家族で出かけるのは楽しいけれど、推しのライブにはもうずっと行けてないなんてことも、あるかもしれません。
それでも「そんなの子育てしているんだから、当たり前じゃない」と思われたり、自分自身で思い込んでしまう。

子どもに楽しく笑いかけてあげられていたら、子育ては満点でいいんじゃない?

親子 笑顔出典:stock.adobe.com

仕事が忙しくなったり、日々の暮らしに切羽詰まってくると、だんだん眉間にシワが寄ってくる。
美容にもよくないかもしれないけど、その顔を一番間近で見るのはきっと自分の子どもで。
取引先やお客さんには、嘘でも笑顔をつくれるのに、なぜか自分の子どもには笑顔を向けてあげられなくなる。

それは、「家族」っていう気安さや安心感がそうさせてしまうのかもしれないけれど。
一番身近で、無邪気に、理不尽に自分の時間を奪っていく子どもに皺くちゃな顔を向ける頻度が、知らず識らず高まっていく。

そんな自分にふと気がついて、「悪いことしたな」って思いが罪悪感になってしまう。

ぼくは、その日一日娘に笑顔で接することができたり、腹を抱えて笑い合うことができたら子育ては満点だと思うようにしている。

子どもの教育どうしよう。
習い事はどうすればいい?
好き嫌いをなくすにはどうしよう?
運動は?塾は?英語も必要??受験もさせなくちゃ。

それぞれの家庭によって大切にしたい教育方針は違うから、どれがよくてどれが悪いなんてことはわからないけど。
わが家では、どれもこれも「子どもと一緒に笑い合える」があった上でのオプション。
だって、子どもと一緒に笑いあえたらそれだけで子育ては満点でいいと思っているから。

子どもに笑いかけてあげられるために

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そこで話は最初に戻ります。
子どもに笑いかけてあげられるために、「子育てをしているなら、自分自身をちゃんと大切にした方がいい」と思うのです。

子育てをしているからこそ。

健康でいたいし。
仕事を楽しみたいし。
ストレスを抱え込みたくないし。
いつだって自分が幸せであることに、真剣でありたい。

ぼくが、

いつも体調が悪くて。
仕事が辛くて嫌でしかたなくて。
毎日イライラとストレスを抱え込んで。
自分が自由に、幸せであることを諦めていたら。

子どもに笑顔で接することができるチャンスはずいぶん少なくなってしまう。
抱っこをたっぷりしてあげることも。
わがままを聞いてあげることも、帰り道に公園の雑草を見て回りたいなんて要望に応えることもできなくなる。
実際、忙しくて、疲れて余裕がなくなるとそうなってしまう。

「寄り道しないで、さっさと帰るよ」なんて具合に。

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親は、とくに意識していなくても子どもが最優先になりがちだから。
意識的に自分を大切にしてあげないといけないなって思うのです。

家族で行く遊園地も楽しいけれど、推しのライブや静かに美術館を巡る時間も大切。
たとえば夫婦で時間を調整しあって、そういう自由な時間をプレゼントし合うのもいいし。
それが無理なら、ちょっと贅沢かもしれないけど子どもを預けて自分のために時間をつくる。

「親なのにわがまま?」「親なのに子どもを預けてまで遊びたい?」

それは違う。

「親だからこそ、自分をちゃんと大切にする」のです。
それが、巡り巡って子どもと笑顔で楽しく過ごす育児に還元されるから。

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