母子手帳から始まる“普通”を目指す子育て。周りから「小さいね」と言われるのがプレッシャーだった。

家族・人間関係

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2022.01.26

こんにちは。 ママのためのオンラインサロン&スクールを運営している心理カウンセラーのrikaです。私たちの子育てって、勉強、発達など様々なことを「標準」や「普通」と比べてしまいます。 そしてそれは、学校に行くようになってからではなく赤ちゃんの時から、いえ、生まれた瞬間から「普通」を目指す子育ては始まっているのかもしれません。

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周りと比べる子育て

友達の子どもと比べて劣等感を感じたり、実家の両親から大丈夫なのかと心配されたり、思うようにいかない子育ての中で、追い詰められているママが時々いらっしゃいます。

そしてそれは、勉強や発達だけでなく、赤ちゃんの時から始まっています。

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私の子どもたちは標準より小さく生まれたこともあり、身体の成長について、周りと比較して自分にダメ出しをする……私の子育てはそこからのスタートでした。
先日、すごく久しぶりに母子手帳を引っ張り出してきたのですが、私が毎月書き込んでいた成長曲線のグラフが目に入りました。

0歳の時の成長曲線グラフ

母子手帳縦軸:身長、体重
横軸:生後期間

これは娘の0歳の時の成長グラフで、黒く塗られている部分がその月齢の標準範囲。
赤の折れ線が私が書いた記録です。

息子もほぼ同じ感じで、2人とも体重は成長曲線の一番下のラインに沿って成長しています。(娘は身長は8ヶ月の時にグーンと伸びていますが)
思い返せば、出産後は子どもたちの体重と私の授乳との戦いの日々でした。

周りから「小さいね」と言われるのを勝手にプレッシャーに感じながら、少しでも大きくなって成長曲線のもっと真ん中で成長してほしいと思っていたので、私はとにかく必死でした。

思うようにいかない育児

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私は、毎回授乳のたびに赤ちゃん用の体重計に乗せて、母乳を何グラム飲んだのか、体重が増えた減ったと一喜一憂しながら手帳に記録をつけたり、とてもナーバスになってピリピリしていました。

検診では、先生に「増えたね」と言ってもらいたくて、1gでも重くなっているようにと検診の体重測定前に授乳していました。
本当に、生まれた時からずーっと余裕のない子育てで、今思うと、なんだか自分自身が可哀想で本当によく頑張っていたと思います。

それでも大丈夫!

私たちは、どうしても、「普通」「標準」でありたいと思うので、子育てについても常に比較して、安心したり不安になったりを繰り返しています。

うちの子どもたちついては、結局2人ともいつまでもみんなの中では一番小さいままでした。
ですが、20歳と18歳になった今は、2人ともしっかり成長しました。

また、息子は中学時代は「不登校」になり、世間でいう「普通」ではない経験もし、私も将来を悲観していたこともありました。ですが、そんな息子も4月からは大学生になります。



私は息子の不登校を経験して、やっと肩の力を抜くことができましたが、それまではずっと余裕のない子育てをしてきました。大学生出典:stock.adobe.com

なので、もし今、赤ちゃんの時から子育てができるのなら、私も次は自分のペースで焦らず子育てしていきたいです。
と言っても、そんなことはもうあり得ないので、今後もうちの大きな子どもたちと楽しく関わって、今の子育てを引き続き楽しんでいます。

小さいお子さんのママは、これから、身体の成長、発達、勉強、運動など、気がかりなことがきっといろいろ出てくると思いますが、子どもはちゃんと成長するので、ゆっくり子育てを楽しんでくださいね。

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著者

rika

rika

子育て・夫婦関係など、自分自身の毎日をハッピーにするための処方箋をさまざまなテーマで発信 ●Amebaオフィシャルブロガー ●NHKカルチャー講師 ●著書「子どもが不登校になったら読む本ーすべて解決できる"笑顔の処方箋"」第6刷増刷 ●ハッピーママサロン「rika's cafe」主宰。ママのためのオンラインサロン運営・講座・セッションなどを開催し、5年で3,000名が受講 ●心理カウンセラー

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