1 .モノをカテゴリーごとに分ける
片付けが苦手な方のお宅では、文房具や工具、メイク用品などの細かい生活必需品が部屋のあちこちから出てくるというケースがとても多いです。
部屋が散らかっているので、必要なときに必要なモノを探し出せず、買い足すので在庫が増えて、更に部屋が散らかるという悪循環に陥ってしまっています。まずは悪循環を断ち切り、暮らしやすくするために、部屋のあちこちに点在している生活必需品を1カ所に集めて、カテゴリーごとに分けてモノの在庫を把握しましょう。
2 .モノを『使うモノ』『手放すモノ』『迷うモノ』の3つに分ける
モノをカテゴリーごとに分けることができたら、次にモノを『使うモノ』『手放すもの』『迷うモノ』の3つに分けていきます。
モノを分ける作業は、思っている以上にエネルギーが必要なので、無理に思い切って手放さなければ! と思うと、疲れてしまいます。使うモノと、手放すモノの判断は割とすぐにできるので、それ以外のモノは『迷うモノ』に分けていきましょう。段ボールやケースなどにまとめておくと、その後の片付けもしやすいです。
3 .『使うモノ』を使用頻度ごとに分ける
『使うモノ』を毎日使うモノ、たまに使うモノ、2~3カ月に1度使うモノというように使用頻度ごとに分けていきましょう。よく使うモノを、使いやすい場所に、ゆとりをもって収納することで、毎日の暮らしは格段に暮らしやすくなります。モノを手放すことにフォーカスした片付けではなく、使うモノを使いやすく収納して、暮らしをラクにする! という視点で、片付けをすすめてください。
4 .『手放すモノ』を「ゆずる」「売る」「寄付する」「処分する」に分ける
『手放すモノ』に分けたモノを、「ゆずる」「売る」「寄付する」「処分する」に分けましょう。
大きめの紙袋などに分けておくと、持ち運びもしやすくなるので、手放す行為へのハードルも下がるのでおすすめです。モノを手放すのが苦手な方は、モノを手放すことに痛みを感じやすいので、処分する以外の選択肢があると、モノを手放しやすくなります。
ただ、処分する以外の手放し方は、手続きに手間と時間がかかり、モノを置いておくスペースも必要です。面倒に感じてやっぱり思い切って手放そうかな……と思うことも少なくありません。分ける作業をしていくことで、モノに対する捉え方が変わってくるので、分ける工程は大切にしてください。
5.『迷うモノ』を見直す
『迷うモノ』に分けたモノを、改めて見直してみましょう。ここまでの工程で、モノを『使うモノ』『手放すもの』『迷うモノ』に分けているので、迷うモノに対するモノの捉え方に、少なからず変化が出てきているはず。使うかも? と思って残していた迷うモノの中から手放すモノに、変わるモノも出てくるはず。
また、『迷うモノ』が多すぎる場合、スペースを圧迫することになるので、まずはそのモノの量と向き合いましょう。見直したうえで、やはり『迷うモノ』と分けられたモノは、ケースや紙袋にアイテムごとにまとめて、ラベリングしたうえで、しまっておきましょう。『使うモノ』の邪魔にならない、今の暮らしの邪魔にならないスペースにしまうようにしてください。
モノを手放すのが苦手な方へおすすめする、モノの分け方についてご紹介しました。モノを徹底的に分けていくことで、モノの捉え方に変化が出ますし、モノを手放すことにフォーカスした片付けとすると、片付けのハードルが下がります。分けるからはじめるお片付け、ぜひ実践されてくださいね。