えのき・新たまねぎ・にんじんを重ねて煮るだけ。野菜の旨味たっぷり!料理で便利な「重ね煮」のつくりかた

料理・グルメ

2022.05.17

自然食料理研究家でヨガ講師の山田 直です。今回は、みずみずしい新たまねぎを使った、旨味たっぷりのレシピをご紹介いたします。

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新たまねぎは、水分を活かそう!

新玉ねぎ

みずみずしさがおいしい春の新たまねぎ。
サラダなどの生食がよく勧められてますが、その豊富な水分量を活かしてさっと重ね煮にすると、まるで何時間も煮込んだような濃厚な野菜の旨味エキスがたっぷり出てきます。ですが、野菜はシャキシャキで食感も残っている不思議な味わいです。
今回は、その新たまねぎの重ね煮と、旨味エキスと食感を活かしたアレンジレシピを作っていきます。

新たまねぎの重ね煮

重ね煮

【材料】
・えのき……100g(4cm幅カット)
・新たまねぎ……400g(3mmのスライス)
・にんじん……70g(細め千切り)
・塩……少々
・差水……50ml

【作り方】
1. 鍋に3本指でつかむ位の塩を敷き、上の写真のように、えのき→新たまねぎ→にんじんの順に重ねて、最後にも塩を振ります。

2. 差水を鍋ふちから入れ、火にかけて差水を少し温めてから蓋をし、弱火で10〜13分ほど蒸し煮して、かき混ぜたらできあがり。

ブイヨン

このように、重ね煮によって野菜から出てきた旨味エキスをたっぷり。残った重ね煮は冷蔵庫で4〜5日保存できます。このまま食べてもよいのですが、簡単、時短のアレンジも自在。今回は2つのアレンジをご紹介します。

アレンジ1:新たまねぎの親子丼

親子丼

【作り方】
麺つゆなどの出し汁で鶏肉を煮て、新たまねぎの重ね煮、長ねぎなどを適量入れて軽く火を通したら、卵でとじて、ごはんにかけたらできあがり。

重ね煮は、スプーンなどで旨味エキスと一緒にすくって使いましょう。生のたまねぎとは違う深い味わいが楽しめます。

アレンジ2:新たまねぎのオニオングラタン

新たまねぎの重ね煮を旨味エキスごとたっぷり使った簡単グラタン。

オニヨングラタン

【作り方】
鍋に重ね煮と野菜ブイヨンスープを適量加えて温め、塩・こしょうで味を整えます。
耐熱容器に入れ、パン粉・粉チーズ等をたっぷり振り、オーブンかトースターで表面を焦がしてできあがり。

他にもトーストに乗せて焼いたり、カレーやシチュー、白和えなどにも入れて簡単にアレンジできます。旬の新たまねぎが余ったら是非お試しくださいね。

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著者

山田 直

山田 直

神奈川の写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。3.11の地震を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。 後に、オーガニックレストランのキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさに深く感動。学びを深める。 現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、WSにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。

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