生乾きの状態が長時間続くと嫌な臭いの原因に
洗濯物の乾き方や乾く速さは、洗濯物の周りの「空気」の状態と大きな関係があります。
洗濯物は、水分が湿気となって空気中に蒸発していくことで乾いていきます。
しかし、密閉された室内は、湿気がたまりやすく、洗濯物に含まれた水分が蒸発しづらい状態に。
また、生乾きの状態が長く続くと、繁殖した細菌によるイヤなニオイが発生することがあります。
室内で外干しに近い環境を作るポイント3つ!
湿気の逃げ場が少ない部屋干しでは、外干しに近い空気環境を作ることが重要です。そのための、3つのポイントを紹介します。
⒈ 風通しの良い場所に干す
洗濯物の周囲にタンスやソファなど、風通しの妨げになる物がない場所に干しましょう。
⒉ 洗濯物に風を当て、水分の蒸発を促す
扇風機やサーキュレーターなどを使い、洗濯物に風を当てて水分を追い出します。洗濯物の間を風が通り抜けるように設置すると効果的です。
⒊ エアコンや除湿機で、洗濯物から蒸発した水分を回収
エアコンや除湿機を使うことで、室内の湿度の上昇が抑えられ、洗濯物からの水分が蒸発しやすくなります。
エアコンは、温度が高いときは冷房運転、湿度が高いときは除湿運転
室温や外気温などを確認しながら、エアコンの冷房と除湿を使い分けると、快適な空間を作ることができます。
特に、湿度が高い梅雨時期は、室内の水分を屋外に出すことで快適にする「除湿運転」がオススメです。
機種によっては、部屋干しに適した温度・湿度設定で運転する、ランドリー機能が搭載されたものもあります。生活スタイルやお部屋の環境に合わせて使ってみるのもよいでしょう。