「帽子」の汗や汚れを落とす!知っておきたい“正しい帽子の洗い方”キッチングッズを使うとは……。#花王の担当者直伝

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2022.08.16

紫外線や日差しが気になる夏本番。お気に入りの帽子があれば、お出かけするとき心強いですよね。汗や皮脂、日焼け止めやヘアオイル、ファンデーションなどが付着する帽子は、じつは思っている以上に汚れています。形をくずさずに手軽に洗うには、どうしたらいいのでしょうか? 今回は、帽子の正しい洗い方・お手入れのコツを、花王株式会社の担当者に教えてもらいます。

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教えてくれた人

花王株式会社 生活者情報開発室 マネージャー 福地奈津子さん

生活情報サイト『くらしの研究』編集長。研究や商品開発で長年培った知見を、生活者目線でわかりやすく発信している。

帽子の水洗いには、あのキッチングッズを使うのがおすすめ!

夏に重宝する「帽子」。正しい洗い方がよくわからず、ついついお手入れを先延ばしにしてしまいがちですが、汗や皮脂はもちろん、ファンデーションや日焼け止めが付くこともあり、じつは意外と汚れています。手軽なお手入れ方法はあるのでしょうか?

花王株式会社の担当者・福地さんは、水洗いできる帽子の場合、身近なあるキッチングッズを使ってお手入れすることをおすすめしています。

そのキッチングッズが、こちら!

ざる出典:stock.adobe.com

「ザル」なんです!

福地さん「『ザル』を使うと、帽子の型くずれを防いで手軽に洗えます。最近は100円ショップにもさまざまなサイズのザルが揃っています。帽子の大きさに合うザルを、用意しましょう。」

福地さんから教えてもらったザルを活用した帽子の洗い方をご紹介します。まず洗濯表示を確認し、洗えるか、洗えないかを確認します。

ステップ1:汚れている部分に洗濯原液をなじませる

洗う前に帽子全体を見て、ブラシなどでホコリを取り、汚れているところがあるかをチェックします。気になる汚れには、おしゃれ洗い用の洗剤の原液を直接塗布して、なじませておきましょう。

ステップ2:ザルの上に帽子をかぶせて洗う

桶やシンクに水をはり、おしゃれ着洗い用洗剤の使用量の目安を確認し洗剤液を作ります。サイズの合ったザルの上に帽子をかぶせて洗剤液に入れ、スポンジなどで上から軽くポンポンと叩くようにして洗いましょう。力を入れてゴシゴシ洗うと布地表面が毛羽立つ可能性があるので、やさしくたたくのがコツ。洗い終わったら、帽子をザルにかぶせたまま2回ほど水ですすぎます。やわらかく仕上げたいときは柔軟剤、ハリを出したいときは洗濯のりを、好みで仕上げに使用してもいいでしょう。

ステップ3:タオルドライする

広げたタオルの上に帽子を置き、タオルではさむように、やさしく水気を取ります。

ステップ4:形を整えて、ザルにのせて陰干しする

帽子の水洗い出典:www.kao.co.jp

まずは帽子の縫い目部分をていねいに手で伸ばして、形を整えます。このひと手間を行うことで、きれいな形に整います。

帽子の水洗い出典:www.kao.co.jp

帽子を被ったときと同じような形で干すのがコツ。帽子の内側に洗濯ネット等を詰めてもOKです。

帽子の水洗い出典:www.kao.co.jp

形が整ったら、そのままの状態で、ザルの上に帽子をかぶせて、風通しのよい場所で陰干しし、充分に乾かしましょう。

洗えない帽子は、どうお手入れする?

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帽子の洗濯表示が「家庭洗濯禁止」のときは、どうお手入れしたらいいのでしょうか? どんな帽子にも当てはまる基本的な帽子のお手入れ方法は、次の通り。水洗いOKな帽子の気になる汗ジミにも、この方法で対処できるそうですよ!

  1. 外側に付着しているホコリなどの汚れを、ブラシなどで取り除きます。
  2. 帽子の内側の汗が付着する部分を、濡れタオルなどでやさしくたたき洗いします。ファンデーションや日焼け止めがついているときは、おしゃれ着洗い用洗剤を手洗い濃度に希釈した洗濯液を含んだ固く絞ったタオルでたたいた後、濡れタオルで2〜3回たたいて洗剤を取り除きます。
  3. 風通しのよい場所で陰干しして、乾かします。

最近は、洗濯機洗いOKの帽子も出てきているそう。お手入れ前は、必ず洗濯表示を確認して、今回紹介した方法のなかから適切なやり方でお手入れできるといいですね。さっぱりと清潔な帽子で、夏の外出をより快適にしていきましょう!

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