片付けは決断の連続だから疲れる
片付けは、モノを出す→掃除する→仕分けする→使いやすく収めるというように、工程の多い作業です。なかでも、モノを仕分けする、使いやすく収めるという工程では決断の連続です。片付けのことを考えるだけで疲れる、片付けの途中で、疲れてやめてしまったという方は、『決断すること』に疲れてしまったのではないでしょうか。
どうして『決断すること』に疲れるのか?
失敗したくないから
決断することで起こる結果で、失敗したくないという思いが強い方は、物事を決めることができません。何事も完璧にこなそうと思うと、難しいもの。片付けは、センスではなくスキルです。
片付けにおいて、決断するという行為を繰り返していくことで、片付けスキルは上がっていきます。多少失敗しても、あとで調整すればいいや! という気持ちで、失敗することを恐れないで。
自分軸ではなく他人軸だから
片付けの現場で、お客様がモノと向き合い、モノを手放すかどうか決める場面で、「先生だったらどうしますか?」とお客様に聞かれることは多いです。「私だったら〇○しますよ」と、もちろんアドバイスさせて頂きますが、私に決断することを後押ししてほしいのだろうなと感じます。
片付けだけでなく、『決断力』は生きていくうえで、必要な力です。片付けを通して、決断力を上げるチャンスと捉えて、できるだけ自分軸で決断していきましょう。
決断することで起こる変化が心配だから
「モノを手放すことを決断したことで、起こりうる変化が心配で、とりあえず現状維持でいいや……」、「収納用品を買ったはいいけど、サイズも合わなくて使い勝手も悪くて、他の収納用品を買えばよかったと、後悔したくない……」というように、決断することで、起こる変化が心配で決断することができないというケースも。
決断することで、必ず変化は起こります。決断することで起こる変化をポジテイブに捉えましょう。たとえ収納用品選びに失敗したとしても、この収納用品ではなかったんだという、データが取れているので一歩前進です。
モノを手放す決断が特に苦手という方へ
これまでに、モノを手放したことで、後悔したことがありますか? 後悔したことのある方は、もう後悔したくない! という思いから、決断することが苦手かもしれません。けれどそれも経験です。経験することで、決断力はアップしているはずです。
また、モノを手放したことで実際に困ったことがありますか? ないのであれば、その決断はきっとあなたにとって、最適だったということ。「モノを手放しても実際に困ることはなかった!」という成功体験を積んでいる、とも捉えることができます。
どうして決断することに疲れるのか? その原因と、決断力を上げるコツをご紹介しました。片付けにおいて、避けては通れない『決断すること』。楽しい未来へ向かって片付ける! と決断してみませんか?