教えてくれたのは……うえこーさん
ハウスクリーニング専門の会社を設立し、関西を中心に様々な物件のお掃除を請け負う。家庭にある身近な汚れを簡単に落とす方法を発信中!
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汚れはこまめにお掃除
お掃除を毎日のようにがんばっていても、どうしても忘れてしまう部分はありませんか? 今回はお掃除をサボるとますます汚れが取れにくくなり、あとで面倒なことになる場所を7つご紹介していきます。
定期的にお掃除された自宅は、使う洗剤や道具がかんたんなモノで済むんです。汚れは”まとめて落とす”より”こまめにお掃除”することで、すべての家財道具を長く使用できます。
ひどい汚れになる前にしたい、定期的に行うお掃除方法や対処方法をご紹介します。ぜひご家庭のお掃除に役立ててください。
(1)スイッチプレート
スイッチプレートはスイッチのまわりにかぶせてあるプレートですが、意外と目につく場所。この場所、実は結構汚れていて、触るとベタベタすることが多いんです。
お掃除をしないで放置をすると汚れがシミになって黄ばんくるので、定期的なお掃除が大切です。
水拭きする
スイッチプレートのお掃除方法は、定期的に拭くことが大切です。お掃除方法はタオルをぬらして、水拭きだけでもOKです。
除菌効果のある洗剤で拭く
水拭き以外では、除菌効果のあるマイペットを使ってお掃除するのもおすすめです。
汚れがきつい場合
スイッチプレートの汚れがきつい場合は、キッチンマジックリンを使うのがおすすめです。
手垢や皮脂汚れを落としてくれるので、おすすめです。サッとタオルで拭くだけでOKですよ。
(2)便器のフチ
便器のフチの側面と裏側は水が流れないので、すぐに汚れます。便器のフチは普段掃除をしっかりしないと、尿石が固まってなかなか取れなくなる場所です。
側面とフチに当たるように拭く
便器のフチは水拭きタオルを手に持って、便器のフチと側面に当たるように拭いてください。
赤い線で囲まれた部分も忘れずにお掃除をしてください。
〈尿石が固まった場合〉サンポールでお掃除
尿石が固まった場合はサンポールがおすすめです。便器のフチなどにサンポールの原液をかけて使います。
サンポールをかけたあとは、ブラシでこすります。トイレを水で流して、お掃除が完了です。
大切なポイントはお掃除をしたあとにタオルで拭くこと。汚れがタオルにつかなければ、お掃除が完了です。
(3)カーテンレールの上
カーテンレールの上はホコリがたまりやすい場所。お掃除をしないとカーテンや窓を開けて換気をしたときに、部屋にホコリが舞います。
掃除機をかけているのにホコリっぽいと感じるお部屋は、カーテンレールの上や窓まわりにホコリがたまっていることが多いです。
ゆるめにしぼった水気の多いタオルで拭く
カーテンレールを触ってみてホコリが多いときは、ゆるめにしぼった水気の多いタオルで全体を拭くのがおすすめです。水気が多いとホコリが舞いにくくて、しっかりとからめ取ってくれます。
しあげは固めにしぼったタオルで拭く
しあげに、固めにしぼったタオルでしっかりと全体を拭いてください。拭き終わったあとは指でさわってホコリがつかなかったらお掃除が完了です。
(4)洗面所・トイレの換気扇フィルター
換気扇フィルターが汚れてくると、換気能力が下がってお部屋がどんどん汚れてきます。
換気扇を外す
換気扇を外すのに難しいことはあまりないと思います。ひっぱるだけで取れる換気扇が多いです。
換気扇フィルターの内側を水洗いする
ホコリがついているのは換気扇フィルターの外側だけなので、あとは水洗いがおすすめです。
内側(ホコリがついていない方)からシャワーなどで流すと、汚れが落ちます。あとは乾かしてから、つけてください。月に1回程度洗うのがいいと思います。
(5)お風呂の石けんカス・カビ予防
お風呂場の石けんカスやカビ予防のお掃除は、できれば毎日の習慣にしてほしいです。
ドアと壁を洗い流す
最後にお風呂をあがる人がシャワー(できたらお湯)で、頭を洗う高さぐらいより下の汚れを流してください。
泡を残すと石けんカスになってしまうので、お風呂場のドアと壁、床を流すことでしっかりとキレイな状態を保てます。
しっかりと換気
カビ予防にはしっかりと換気。湿気が多いと、カビが繁殖します。お風呂場に換気扇がついていれば、できれば24時間換気、窓がついていればできるだけ開けておくことがおすすめです。
お風呂のお掃除は家の中で1番難しい場所なので、できるだけ汚れをためないというのが1番なので、やっていただけるといいと思います。
(6)エアコンのフィルター
みなさん定期的にお掃除をしていると思うんでけれども、もう少しだけお掃除の回数を増やしてください。
フィルター部分から風をすって風がでますが、ホコリがつまってくるとすぐにわかるくらいクーラーの効きが悪くなります。
夏の時期は特に湿気が多いので、フィルターにもカビが繁殖しやすくなります。まめにお掃除をしてください。
水洗いをする
ホコリを掃除機で吸うより水洗いがおすすめです。フィルターの外側にホコリがついているので、内側(ホコリがついていない方)からシャワーで流すと汚れが落ちます。
ベタつきやカビがついている場合
フィルターを触ってベタベタしたりカビがあったりしたら、キッチン泡ハイター(またはカビキラー)をかけてブラシでこすると、汚れが落ちます。フィルターは乾かしてから、つけてください。
(7)家電製品の裏側
家電製品の裏側はとても大事です。裏側をお掃除していない方も多いのではないかと思います。
お掃除をしないと故障や家事の原因にもなりますし、パソコンはホコリが裏側に入ると動作が遅くなります。家電製品は静電気でホコリがたまりやすいので、一度確認をしてみてください。
タオルで拭く
タオルを水でぬらして、かなり固めにしぼります。そのタオルで裏側全体を拭きます。
タオルを固めにしぼることで、水気が中に入らずに、ホコリを丸めて取ってくれるのでその後のお掃除がラクです。
掃除機を使う
タオルで拭いたあとは、床などに落ちてしまったホコリを掃除機で吸うのがおすすめです。
最初に掃除機を家電製品の裏側にかけても汚れが落ちません。ホコリが舞って、機械の中に入ってしまいますので注意してくださいね!
いかがでしたか? いつものお掃除に加えてやってみてください。
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