教えてくれたのは……お掃除Youtube学校 ショウジさん
清掃業の経験をもとに、掃除の知識や綺麗になる楽しさをYouTube(お掃除YouTube学校)で発信中!
ゴムパッキンの汚れは落とせる
自宅の中では特にお風呂場のゴムパッキンは、黒カビで汚れますよね。「コーキング(ゴムパッキン部分)の黒カビは菌糸が奥まで入っているので、落とすのがなかなか大変」と話す、お掃除Youtube学校 ショウジさん。今回のお掃除方法では、コーキングの黒カビの落とし方がわかります。お掃除方法のほかに、4つの洗剤を比べてより効果的な方法を検証してみましたので、お掃除の参考にしてください。
使うモノは洗剤とキッチンペーパー、ラップ
使うモノ キッチンブリーチ、キッチンペーパー、ラップ、ゴム手袋、ハサミ、ブラシ、バケツ、水、タオル
※黒カビ洗剤を使うときは必ず、手ぶくろ・マスク・保護メガネをしてお掃除をしてください。
1.まずは下準備からスタート。キッチンペーパーを約5cm程度に切る
キッチンペーパーは、ハサミで約5cm程度切ります。切ったキッチンペーパーを使うと、液体の洗剤をしっかりとゴムパッキンにつけられます。
2.ゴムパッキンの表面上の汚れを落とし、タオルでふき取る
洗剤を塗布する前に、表面上の汚れを必ず落としてください。ゴムパッキンを水でぬらし、ブラシなどでこすりながら汚れを落としていきます。
マイクロファイバーなどでしっかりと水気を取ります。水と洗剤が混ざることは洗剤の塩素濃度がうすまること、黒カビを落とす要素である接触時間の低下につながります。
3.洗剤を塗布
バケツに原液を入れ、1のキッチンペーパーをしみ込ませます。
しみ込ませたキッチンペーパーをはりつけます。原液は液垂れで焼けてしまう可能性があるので十分に注意してください。床などにたれた場合は、色落ちしてもいいタオルなどでしっかりとふき取ります。
4.ラップをかける
上からラップをかけて、密閉状態にします。余分な洗剤は長時間つけると、モノによってはシミになる場合や色素が抜けることもあります。余分な洗剤はしっかりとタオルなどでふき取ってください。作業を行う前に目立たない場所に試験的に行ってみて、判断をしてから行うのがおすすめです。
5. 8時間つけ置きする
8時間程度つけ置きをしてから、キッチンペーパーやラップを外します。
洗剤4選!より効果的だったものは?
掃除前のカビだらけのゴムパッキン。洗剤を変えて様子を見ていきます。
ゴムパッキン用カビキラージェル+ラップ
汚れたゴムパッキンにカビキラージェルをぬり、8時間つけ置きをしました。ジェルは粘着性が高いので、キッチンペーパーは使わず、ラップのみでつけ置きができます。
8時間後、カビキラージェルは、約7割程汚れを落とすことができました。
激落ちくんカビ取りジェル+ラップ
こちらもジェルタイプのカビ洗剤。激落ちくんジェルとラップでお掃除をしました。
3割ほど汚れを落とすことができました。ジェルタイプの洗剤は少しの箇所であれば、使い勝手はいいですが、コスパは悪いかもしれません。
キッチンハイター+キッチンペーパー+ラップ
通常のスプレータイプと比べると、塩素濃度が10倍ほど高いです。液性の洗剤なので、キッチンペーパーにしみ込ませて、ラップで密閉状態にします。
8時間後には、8割程度汚れを落とすことができました。
キッチンブリーチ+キッチンペーパー+ラップ
こちらも液体の洗剤なので、キッチンペーパーとラップを組み合わせて、密閉状態にしました。
8時間後には、汚れをスッキリと落とすことができました。今回ご紹介をした4種類の洗剤の中では、1番汚れを落とせました。
黒カビの根のはり方や色素の濃さなどで落ちきれない場合もあります。また少し手間はかかりますが、効率とコスパを考えると、キッチンブリーチがゴムパッキンの汚れ落としにいいと思います。
みなさんもぜひ一度、試してみてはいかがでしょうか?
※洗剤を使う際は、使用上の注意をよく読んでからお試しください。
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