冬の消費電力で割合が一番大きいのが「エアコン」
家庭にはさまざまな家電がありますが、経済産業省資源エネルギー庁の調査によると「家庭における家電製品の一日での電力消費割合」の中で最も大きいのが「エアコン」なのだそうです。
しかし、ここのところ電気代が高騰していて、家計が圧迫されているのが現状……。
夏の間に「冷房で電気代がかかってしまった」という声も多く聞かれましたが、冬でもまたエアコンの電気代で苦しむのは避けたいところですよね。
そこで今回はダイキンの広報の方に、「エアコン暖房での電気代を節約する2つのポイント」を教えていただきました。
フィルター掃除が電気代の節約に!
エアコン暖房での電気代を節約するポイントの1つ目は「フィルター掃除」だそうです。
「そんな簡単なことで本当に電気代が変わるの?」と、ちょっと疑問に思ってしまいますよね。
でも理由を聞いてみると、なるほどと納得ですよ!
まず、フィルターにホコリが溜まった状態でエアコンをつけたとすると、一度に室内機に取り込んで暖められる空気の量は減ってしまいますよね。
エアコンは設定温度に到達するまで働き続けるわけですから、その分消費電力も増してしまいます。
それに比例して電気代も多くかかってしまうのです。
さらに、ダイキンの調査によると、1年間もの間フィルターを掃除しないでいると約25%もの電気代の無駄につながる可能性もあるのだそうです……!
シーズン前にはみなさんフィルター掃除をするかと思いますが、使用シーズン中は怠っている人も多いのではないでしょうか?
かく言う筆者も、シーズン中はまったくフィルター掃除をしていませんでした……。
電気代節約のためにも、2週間に1度のフィルター掃除がおすすめだそうですよ。
室外機周辺の整理整頓も節約に!
「エアコンでの電気代節約」と聞くと、どうしても目の届きやすい室内機にばかり目を向けてしまいますよね。
しかしダイキンさんによると電気代節約のもう一つのポイントは、なんと「室外機周辺の整理整頓」なのだそうです。
暖房運転時、室外機には「屋外の空気中の熱を集める」という役割があり、その集められた熱が室内機に運ばれて部屋が暖まります。
しかし、室外機の周りの空気の流れが滞ってしまうと、効率的に熱を集めることができなくなって余計に電力消費が増えてしまうのだそうです。
室外機の近くには、鉢植えやゴミ箱などのモノを置かないように注意しましょう!
室外機カバーを付けているというおうちでも、エアコンの使用シーズンの間はカバーを外しておくのがいいそうですよ。
また、落ち葉などが室外機の周辺に溜まってしまうのも、消費電力の増加につながるそうです。
落ち葉などが溜まりやすいご家庭はこまめに掃除を行いましょう。
家の中も外もこまめなお手入れが大切
冬のエアコン暖房での電気代を節約するポイントを2つご紹介しました。
フィルター掃除と室外機周辺の整頓。どちらのポイントでも「こまめなお手入れ」が重要だということがわかりましたね。
エアコンのシーズン前は掃除をしていても、シーズン中はしないでいる人も多いと思います。
しかしほんの些細な努力で電気代を節約できるのであれば、頑張ろうという気になってきますよね!
この冬も暖かい部屋で気持ちよく過ごすために、ぜひ今回ご紹介したポイントを取り入れてみてくださいね。