プリントや郵便物のごちゃつきは「インボックス・スペース」を作れば解決します!
子どもが学校からもらってくるプリントや、届いた郵便物などが部屋に散らかる、必要なときに見つからない……といった悩みはありませんか?
じつは、プリント類は最初に家の中のどこに置くかが大切です。
ちょい置きしたつもりが、どんどん積み重なってしまう。無意識でどこかに置いたつもりで、どこだったか忘れてしまう。
その結果、必要なときに見つからない……。たくさんあり過ぎて確認するのが面倒になってしまう……。
こんな悩みにつながってしまいます。
そこでおすすめしたいのが「インボックス・スペース」をつくることです。
インボックスは「受信トレイ」のようなもの
インボックス(Inbox)は、英語で「書類入れ」や「受信箱」といった意味を持つ単語です。
届いたものが、届いた順番に入ってくる、一時置き場のようなもの。
メールの「受信トレイ」というとわかりやすいでしょうか。これを家庭内にも取り入れてみましょう。
置き場所を選ぶコツは「モノが溜まっている場所」
今、家の中を見渡してみて、特にモノが溜まっている場所はありませんか?
できれば、リビングなど多くの時間を過ごす場所や、書斎など落ち着いて過ごせる場所がのぞましいです。
郵便物などは玄関に溜まることも多いかもしれませんが、玄関だと確認するのに不便なので、居住空間に定位置を決めるのがおすすめ。
わが家の場合、キッチンカウンターの端に家族がものをどんどん重ねていきます。
モノが溜まるということは、逆にいうとちょい置きしやすい場所なのです。ここを置き場所にしましょう。
使うものは「箱」
道具はなんでもかまいません。
A4サイズの書類が、クリアファイルごと入るような大きさだとベストです。
さて、これは、わが家のインボックス・スペースです。プリント類はどこに置いているでしょう?
答えは、ここです。
洋書のようなデザインでインテリアに馴染みますが、これがプリント収納用のボックスなのです。
散らかりやすいプリント類に悩み、100円から数千円まで、いろんなアイテムを試してみましたが、これは特に便利でした。
3COINSのプリント収納ボックスがすごい!
これは、3COINSの「BOOK型プリント収納」という商品です。値段は330円(税込)。
一番の特徴は、蓋がなく、さっと上から出し入れできること。
もちろん、本のようにパカッと開くこともできますよ。
帰宅後、ついなにかを置きがちな場所にセットするのがおすすめです。
私は寝かせて置いてみましたが、縦置きも可能。こちらのほうが入れやすいと思います。
書類整理がラクになる活用のヒント
インボックスは、あくまでも「書類の一時置き場」です。
だから、ずっとそこに入れておくわけではありません。
後から確認し、整理することを考えると、帰宅直後でも、時間があるときはさっと分類してから入れるのがおすすめ。クリアファイルを使って中を仕切ると便利です。
分類方法は家庭によって合うものが違うと思いますが、参考までに、わが家の分類方法を紹介します。
・保管
取説、クラス名簿など、長めに保管するものです。
・提出・持参
請求書、公的な書類、予診票など、提出したり持参したり必要のあるものです。
急ぎ必要になるものはだいたいここなので、困ったときはこれを見れば大丈夫。
・データ化
わが家では、なるべくプリントを写真に撮って、クラウド保存するようにしています。写真に撮ったら捨てるものはここへ。
そして、振り分けられないものはファイルに入れずそのまま入れます。
気をつけるポイント2つとその対策
インボックス・スペースを作るにあたって、気をつけることが2つあります。
1.忘れないように確認タイミングを決める
今回紹介した3COINSアイテムのように「中身が見えない」ものを使う場合、存在を忘れる可能性があります。
そのため、忘れないように確認タイミングを決めておきましょう。
たとえば「夜21時にチェックしよう」「毎週金曜日にチェックしよう」など。ご自身に合ったタイミング・頻度を決めて、散らかり・見落としを防ぎましょう。
2.まとめ確認派は大きめのボックスを
先ほど紹介した「BOOK型プリント収納」は、やや薄型のボックスです。
書類を溜めがちな人、溜まりやすい人は、大きめのボックスを探すのがおすすめ。
また、広めのおうちの場合、あえて2つのインボックス・スペースを作るのも一案です。
玄関にはこうした薄型のものを置き、請求書やクーポンなど「記入等の作業不要でそのまま持ち出すもの」を帰宅後すぐに入れておくと忘れません。
リビングには大きめのボックスを置いて、その他すべての書類の一時保管場所にする、などご自身のライフスタイルに合った方法を考えてみてくださいね。
書類やプリントの管理方法はむずかしいです。何から手をつけていいかわからないという人は、まずインボックス・スペースをつくり、一時置き場をしっかりと決めるところから始めてみてはいかがでしょうか?