教えてくれたのは……タスカジのみけままさん
家事代行マッチングサービス「タスカジ」の人気ハウスキーパー。大手ハウスクリーニング会社に15年勤務していた経験を生かしたテクニックで、家中の汚れをピカピカに。レビュー評価が圧倒的に高く、熟練の掃除ワザでリピーター続出。タスカジの講座の講師としても活動している。取材歴多数。
子どもと一緒に掃除すれば効率的!「ほうき」と「ちりとり」の使い方をチェック
年末の大掃除を始めようと考えている方も多いと思いますが、1人ですべてやるのは大変です。お子さんや家族と一緒に掃除すれば楽しく、効率的にできますよ。
でも「子どもと掃除したら逆に大変になりそう…」と思うときには、掃除する前に正しい掃除道具の使い方を伝えましょう。
小学生のお子さんは、学校の掃除の時間に「ほうき」と「ちりとり」を使う機会が増えますが、便利なアイテムが増えた今、自宅では使っていないご家庭も意外と多いのではないでしょうか?
まずはお子さんがほうきとちりとりを上手に使えているかを確認してみましょう!
<お子さんは上手に使えますか?>
ほうきの持ち方
片方の手は枝の先のほうを、もう片方の手はおへそのあたりの位置で持ちます。
ホコリをたてていないか
モップのように前に押すのではなく、横に静かに動かします。大きく動かすとホコリなどのゴミが舞い上がってしまうので注意します。
ゴミの集め方
ほうきで隅からゴミを集めたい方向に向かって掃き、1か所にまとめます。まとまったら、ちりとりで取ると効率的。ちりとりにゴミを入れるときは、ちりとりを少し斜めにすることも教えてあげてくださいね。
これらを伝えればグンとお掃除上手になります。
今回は、お子さんが掃き掃除がしやすい場所を2つご紹介します。
掃き掃除おすすめスポット1「ベランダ」掃除
ベランダは、土ぼこりや砂、枯葉などの汚れが溜まりやすい場所です。
ベランダのお掃除は、まずはゴミを取ることからスタート。お子さんには、ほうきとちりとりを使った掃き掃除を担当してもらうのがおすすめです。
大きなゴミや排水口に積もった葉などをかき出して全部捨てておいてもらうと、後の掃除がぐんとラクになりますよ。
ベランダには溝があるので、一般的なほうきではゴミを取りにくいこともあります。その際は、溝用の幅の狭いほうきも上手に使いながら、お子さんに任せてみてくださいね。
※お子さんにベランダ掃除をお願いするときには、保護者の方は必ず目が届く場所にいるようにしてください。
掃き掃除おすすめスポット2「玄関」掃除
玄関は長時間いる場所ではないので、汚れがあってもつい後回しにしてしまいがちです。
子どもの手が届きにくい高い場所のお掃除は大人がおこない、お子さんには掃き掃除と拭き掃除を中心にやってもらいましょう。
大人がやっておくとよいこと
小物を置くカウンターや靴箱など、高い場所にもホコリが溜まっています。玄関掃除も、上からホコリを落としていくのが基本。上のほうに溜まったホコリ汚れは、伸縮式のハンディモップなどで大人が取っておくようにしましょう。
ドアは重くて大きいので、大人が拭き掃除をおこないます。
子どもにやってもらうこと
「まずは靴を外に出そうね(しまっておこうね)」と声がけし、お掃除をしやすい環境を整えることから伝えます。
その後はベランダ掃除と同様に、ほうきとちりとりを使って、土ぼこりや砂、枯葉などの大きなゴミを取ってもらいましょう。
掃き掃除が終わったら、使い捨てのクロスを使った拭き掃除をお願いしましょう。
汚れがひどいときは、キッチンやお風呂で使い古したスポンジを使ったこすり洗いも担当してもらうのも、おすすめです。
子どももできる!簡単おまけ掃除
お部屋に観葉植物を置いているご家庭もありますよね。葉にホコリが溜まっているときには、軍手や綿の手袋を両手にはめて、つまんだり、両手にそっと挟んで拭いたりすると、簡単にホコリを落とせます。強く引っ張らないように伝えれば、お子さんでもできる方法です。
100円ショップにマイクロファイバーでできたお掃除用手袋もあるので、上手に活用するとよいですよ!
お掃除のコツを教えてあげることで「自分でもキレイにできるんだ!」と感じてもらえます。大掃除は1人でがんばらずに、お子さんと一緒に掃除してみてくださいね。
取材協力:タスカジ