教えてくれたのは……岩野上幸生さん
岩野上 幸生(いわのうえ こうせい)さん
東京で飲食店を複数手がける人気料理人。YouTubeチャンネルの「飲食店独立学校 /こうせい校長」では、さまざまな料理のテクニック、役立つ情報を発信。著書に『プロのコツでいつものごはんが100倍おいしくなるレシピ』(KADOKAWA)
ペペロンチーノ卵丼
材料
白ご飯……茶碗1杯分
卵……2個
めんつゆ……12g
とろけるチーズ……15g
オリーブオイル……30g
にんにく……2かけ
唐辛子(輪切り)……適量
小ねぎ(小口切り)……適量
有塩バター……1個
黒コショウ……適量
1.にんにく、バター、チーズを切る
芽の部分の切るときは、完全に切り落とさずに写真のように皮を残して切ります。残した皮を押さえてにんにくをひっぱることで、皮が簡単にむけます。
薄皮も、包丁の刃先を外にむけ、こそぎながらで取り除きます。
食感が出るように、少し厚めに切ります。
芯は焦げやすく、えぐみもあるので、取り除きます。つまようじのとがっていない方を使い、芯の穴が小さいほうから大きい方へ向かって押し出します。
バターを切ります。包丁の切っ先を使って切ると、バターを包丁から外しやすいです。
チーズが溶けやすいように、このくらいに刻みます。
2.卵液を作る
卵をボウルに割り入れ、ホイッパーをボウルの底につけながら卵を切るようにして混ぜます。
殻が混ざらないよう、ざるでこします。
めんつゆとチーズを加え、しっかり混ぜ合わせます。
3.にんにくの香り、唐辛子の辛みをオイルに移す
フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、弱火にかけます。
フライパンを手前に傾けて、にんにくがまんべんなく油につかるようにします。にんにくを焦がさないよう、均一に火が入るように裏返しながら加熱します。
火を止めても、予熱で火が入ってしまうので、にんにくがこんがりしたら、取り出します。
唐辛子を入れ、オイルに辛みを移していきます。弱火にかけ、10秒くらい軽く混ぜたら、取り出しておきます。
4.卵に火を通す
先ほどのフライパンに、少し見た目が悪いにんにくだけを戻します。その他のにんにくと唐辛子は盛り付けで使います。
卵を入れ、弱火でじっくり火を通します。
細かく混ぜすぎないように、周りから軽く箸を入れながら、フライパンを軽くゆするようにして、卵の大きな塊を残しつつ火を通していきます。
卵は予熱で火が入るので、少しゆるいかなというくらいのところで火を止めます。
5.盛り付ける
どんぶりに盛ったご飯の上に、とろとろの部分を上にして、見栄えよく盛り付けます。
盛り付け用のにんにくと唐辛子をのせます。
小ねぎを散らし、バターをのせ、最後に、黒コショウをふれば、完成です!
卵全体ににんにくの香りが移って、唐辛子のほどよい辛みも絶妙です。卵もちょうどいいくらいにトロトロに仕上がっていて、口に入れた瞬間、にんにく、バター、黒コショウの香りが鼻からぬけて、幸福感に包まれます。
信じられないくらいおいしいので、皆さんもぜひ作って、味わってみてください!
詳しくはこちらの動画で!