お正月に向けての準備は?
日本ではクリスマスが終わるとしめ縄や鏡餅、おせちの準備などお正月に向けて本格的に準備が始まりますよね。カナダにはお正月の準備がないので、年始までクリスマスの飾りをしばらく飾ったまま余韻を楽しみます。
大晦日はどう過ごす?カナダ流の年越し
カナダの大晦日は、普段の日とあまり変わりません。年越し蕎麦を食べたり、紅白を見る習慣もありません。ただ友人と集まって年越しのカウントダウンをする人は多いので、夜に友達と集まって、カウントダウンのイベントに行ったり、バーに行ったり、家でカウントダウンのテレビを見ながら新年を迎えます。
年が明けると周りの人に”Happy New Year!"と言います。外のイベントでは年が明けた瞬間、周りの人にキスをするという習慣もありますが、最近はコロナの影響もあってキスはカップルのみではないでしょうか。野外のカウントダウンイベントではフードトラックが出たりライブがあったりして、花火を上げて祝うことが多いですが、ここ数年はコロナの影響でカウントダウンイベントが中止になっていました。今年は久しぶりに再開されるようなので、楽しみにしている人も多いと思います。
カウントダウンが終わるとテレビからは蛍の光が流れます。みんなが参加するイベントではありませんが、バンクーバーでは元旦にPolar Bear Swimと呼ばれる寒中水泳のイベントが行われ、冷たい海水を物ともせず多くの人が参加しています。年が明けても日本では少なくとも正月三が日はおやすみというイメージが強いですが、カナダでは2日から普通に仕事が始まります。日本育ちの筆者にとっては少し物足りなく思ってしまいます。
「今年の抱負」”New Year's Resolution(s)”を立てる
カナダ人は初詣にはいきませんが、日本人と同じく新年にその年の抱負をたてます。年明けに仕事に行くと、”What is your New Year's Resolution?"「今年の抱負は何?」と聞かれたりします。
いかがでしたか? カナダの一般的なお正月の迎え方をご紹介しましたが、移民の国カナダには中国人、韓国人など旧正月を祝う人も沢山住んでいます。旧正月はLunar New Year、 Chinese New Yearと呼ばれ、この時期にも多くのイベントが行われます。
また、バンクーバーのお寺では日本のように除夜の鐘をついて日本風の年越しが行われる場所もあり、私はやはりこちらの方がしっくりきます。年明けに日系センターでは餅つきなどのお正月イベントも開催されます。今年も残りあとわずか。どうぞ皆様よいお年をお迎えください!