ホットミルクの膜をなんとかしたい!
日本乳業協会によると、牛乳を温めたあとにできる膜はラムスデン現象といわれるもので、牛乳の表面の水分が蒸発してたんぱく質などの成分が固まったものなんだそう。
この膜には栄養成分がたくさん含まれているそうですが、口当たりが悪いので食べたいと思えなかったり、何度すくっても表面にできてしまうので厄介ですよね……。
そこで、SNSで見つけた表面に膜を張らせない裏ワザを試してみたいと思います。
膜を張らせない方法
ミルクをそのままレンジで温めてしまうと、表面に膜が張ってしまいます。
しかし、砂糖をスプーン一杯分加えてよく混ぜてから、レンジで温めてみると……。
なんと、膜が張りません!
砂糖を加えてから温めるだけで、表面に膜が張りませんでした!
温めた後ではなく、温める前に砂糖を入れるように変えただけで膜ができなくなるなんて驚きです!
日本乳業協会のサイトによると、牛乳はよくかき回しながら温めると膜ができにくいようです。また電子レンジなどで沸騰しない程度に温める方法も有効なようですよ。
試しに、温めるときに設定温度を沸騰するほど上げてみたところ、少しだけ膜が張ってしまいました。しかし55度に設定してみたところ、ちょうどアツアツで膜のないおいしいホットミルクを飲むことができたので、設定温度を高くしすぎない注意は必要のようです。電子レンジの「あたため」ボタンで高温になりすぎる場合には、様子を見て時間調整してみてくださいね。
他の甘味料でも試してみました
その1.はちみつ
加熱の前のミルクに、はちみつを入れてみました。
こちらもスプーン1杯のはちみつを加えてよく混ぜてからレンジで温めたところ、膜ができませんでした!
その2.てんさい糖
加熱前にてんさい糖を加えました。
スプーン1杯のてんさい糖をミルクに加えてよく混ぜたあと、レンジで温めてみます。
やはり膜はできませんでした!
その3.オリゴ糖
最後に、オリゴ糖でも試してみました。
こちらもスプーン一杯のオリゴ糖をしっかり混ぜてから加熱。
膜はできません!
検証してみたところ、大きめのコップに入れた牛乳にティースプーン一杯分の糖分でも膜はできませんでした。これぐらいの加糖だとほんのり優しい甘さだったので、甘いのはそこまで得意じゃないという方にもおすすめです。
これまで筆者は温めた後のミルクに糖分を加えて飲んでいましたが、温める前に入れるように変えただけで膜が張らないとは、目からうろこでした!
手間を変えずに順番を変えるだけで、膜のないホットミルクを飲めるのはうれしいですよね。
これからはホットミルクを飲む際には、温める前に砂糖などを入れてみてくださいね。