正面から撮らない!?入学式当日だけじゃない……!?「ランドセル姿の子ども」を上手に撮るテクニック。人気インスタグラマーから学ぶ!

家族・人間関係

 入学式に撮るだけじゃない!“ランドセル姿の子ども”を上手に撮るテクニック。#人気インスタグラマー直伝

2023.03.18

卒園・入学などのイベントが多く、記念写真を撮影する機会が増える春。子どもの成長の大切な一瞬をおさめておきたいけれど、思うような写真が撮れないという方も多いのではないでしょうか? そこで今回は、人気インスタグラマーのAiさんに「ランドセル姿を上手に撮るコツ」や「子どもの自然な表情を引き出すコツ」などについて、お話を伺いました。

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教えてくれたのは……Aiさん

Aiさん

子どもが生まれ、大切な思い出を記録していくためにインスタグラム(@ngs.rky.kuy)への投稿をスタート。子どもの自然で豊かな表情の写真が人気となり、2023年3月現在でフォロワー数は15万人以上。「あとで振り返って写真を見たときに、その日を思い出せるような写真を撮る」ことをモットーとしている。

ランドセル姿をかわいく上手に撮るポイント

これから卒園・入学式を控えているなど、春は子どもの門出をお祝いする記念写真を撮る方も多いと思います。どのような写真を撮るのがおすすめでしょうか?

Aiさん「入学式には校門前での写真を撮る方が多いと思うので、より季節感のあるショットを狙うなら、事前に入学式の服で、ランドセルを背負った写真を撮っておくとよいと思います。まだ桜が咲いていないときには、菜の花がある場所で撮ると春らしい華やかな写真が残せますよ。」

たしかに、式典の後は緊張がほどけた後で子どもが疲れているかもしれないので、事前に撮っておくのはよさそうですね!
ランドセル姿を撮影するときのポイントはあるのでしょうか?

Aiさんランドセル姿を撮影するときには、子どもの身体の向きがポイントです。完全な前向きだとベルト部分しか見えないので、少し斜めに向いてもらうようにします。
向いてもらいたい方向は『あの木を見てね』と具体的に伝えて、子どもがわかりやすいような目印をつけるとよいですよ! 目線を少し上にした写真が撮りたいときには『面白い形の雲はあるかな?』など、遊びの要素を入れながら撮るのがおすすめです。」

ランドセル写真

Aiさん「あえて後ろ姿を撮って残しておくのも、かわいいと思います。わが家では、この春から息子が小学生になるので、仲良しのお友達と一緒に写真を撮る予定です。卒園記念で園の制服を着てギュッと寄ったような写真を撮ったり、ランドセルを横一列に並べた写真を撮ったり、大人になって見返したときに楽しめる写真にしたいです。成人式のときに同じ構図の写真を撮れたら、エモくて素敵かな、と思っています。」

撮影時の子どもの服装や小物を選ぶポイント

記念写真を撮る際は、服装選びにもポイントがあると、Aiさんはおっしゃいます。

Aiさん「私は基本的には子どもが着たい服を着てもらって撮影するようにしていますが、桜をはじめ、お花の中で撮るときには白っぽい服装を選ぶのがおすすめです。顔まわりが明るく写りますし、妖精のような雰囲気になって、とてもかわいらしい写真になりますよ!

娘さんの誕生日記念に撮影した写真

この写真は、娘の誕生日を記念して撮ったものです。娘が着たい服を着てもらって、お気に入りのくまのぬいぐるみをたくさん持っていきました。記念写真のときには、好きなものでテンションを上げてもらうことが多いです。

あとあと写真を見たときに、“あのときにコレが好きだったよね”と振り返ることができるので、お気に入りのものと一緒に撮っておくことは、おすすめしたいです。」

子どもの自然な表情を引き出すコツは「遊び」を入れること

お子さんの自然でかわいらしい表情の写真をインスタグラムにたくさん投稿されているAiさん。ふだん、どのような雰囲気で撮影されているのでしょうか?

Aiさん「はじめから、ココに立ってココで撮るよ! となると、どうしても子どもの表情がかたくなりやすいので、撮った後にこういう写真のはずではなかったのにな……という写真が多くなってしまいます。

いつも私が心がけているのが、撮影の前や撮影中に“遊び”を入れていくということです。

娘さんと息子さんがくまのぬいぐるみを抱っこする写真

たとえば、この写真は「てんとう虫を探してみよう」「桜の花びらを拾ってみよう、空に飛ばしてみよう」と、一緒にたっぷり遊んでから撮りました。2人ともかわいい表情をしてくれたので、私の一番のお気に入りの写真です。」

写真が苦手な子どもを乗り気にさせる方法についても伺いました。

Aiさん「もし記念写真などで撮りたい写真のイメージが決まっている場合は、子どもに細かく言いすぎないようにするのがポイントです。写真を撮られることが恥ずかしいと思うお子さんもいらっしゃるかもしれませんが、他愛のない会話をしながら撮っていくとよいと思います。

私は、子どもに乗り気になってもらうために『ママは、次はどんな顔をするでしょうか?』とクイズを出して変顔をしてみることも(笑)。その間はスマホやカメラの画面は見ないでシャッターボタンを押し続けていくと、自然でかわいらしい表情が撮れることが多いですよ。」

つい写真を撮ることだけに夢中になってしまいがちですが、まずは楽しい雰囲気づくりから始めることが大切なのですね! 記念写真撮影になると、いつもかたまってしまう子どもの表情もほぐれそうです。

“ママと子ども”の写真が少なくならないように

せっかくなら、家族での写真もたくさん撮影しておきたいところです。Aiさんは、どのように家族写真を撮影されているのでしょうか?

Aiさん「お友達と外出したときには撮ってもらいますが、家族だけのときにはセルフタイマーを使って撮っています。家にA4サイズの家族写真を飾っているので、出張カメラマンの方に依頼して家族写真を撮ってもらうこともあります。

でも、写真を見返したときによく思うのが、パパと子どもの写真はたくさんあっても、私との写真は少ないな、ということです。

そこで昨年は菜の花が咲いている場所に行き、お花とお花のすき間(お花が咲いていない場所)の地面にスマホを置き、インカメラでセルフタイマーを3秒でセットして撮ってみました。カメラを上からのぞき込むようにすると、菜の花が自分たちの顔のまわりに写った親子写真が撮れます。

家族写真

セルフタイマーをセットしたときには、撮影場所まで慌てて走って戻ることも多いです。タイマーのセット後に走っているママを見るだけでも子どもは面白いようで、はしゃいだようなかわいい表情が撮れますよ。」

Aiさんと同じように、ママと子どもが一緒に写っている写真が少ないと感じる方も多いと思います。工夫をしながら、一緒に撮る機会を増やせるといいですね!

思い出は、マメに「カタチ」に残しておく

最後に、大切な思い出が詰まった写真を保存している方法についても教えていただきました。

「かぞくのきろく」を活用して作ったアルバム

Aiさん「過去にスマホの写真のデータが消えてしまった、という悲しい経験をしたこともあり、Google photoの課金サービスでバックアップをとっています。

この写真は、FUJIFILMのアプリ『かぞくのきろく』を使って作成したアルバムで、娘が0歳のときから続けています。
ほかにも、インスタグラムの投稿をそのままアルバムにできるツールを利用する、写真共有アプリの『みてね』で祖父母も写真を見られるようにするなど、さまざまな方法で保存しています。」

Aiさんのように、振り返ったときに楽しめる写真をたくさん残しておけたら素敵ですね! 数年先、数十年先に振り返ったときに「あのときは、こうだったね」と家族でほっこりするような記念写真を撮ってみませんか?

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著者

shukana

shukana

小学生、幼稚園児の男の子のママ。出産前まで紳士服業界に携わり、TES(繊維製品品質管理士)の資格を取得。 暮らしをより楽しく、よりラクに過ごすための方法を日々模索中です。

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