NG1.給料日に貯金口座にお金を移していない
貯金ができない理由に、お金を使い切ってしまい貯金するお金が残らないというケースがあります。
お給料が支払われたら、なによりもまず貯蓄用の口座にお金を移しましょう。(これを先取り貯金といいます。)
貯蓄用の口座は2つあるとより良いです。1つは子どもの大学費用や老後資金など5年、10年以上先に使うお金用の口座、もう1つは年払いの保険や税金、いつ必要になるかわからない冠婚葬祭費や家電の買い替え費用など2~3年以内に使うお金用の口座とすると管理がしやすくなります。
さらに積立定期預金や会社の財形貯蓄などを利用すると、手間がかからない上に引き出しにくいので確実に貯金できます。老後資金を考えるならNISAやiDeCoを利用するのもおすすめです。
NG2.その月に支払うお金の金額を確認していない
その月の支払いが確定しているお金を把握していないと、残高が足りなくて引き落としができなかったり、支払日直前に慌ててATMに走ることになったりと手間が増えるだけでなく、延滞金の発生やATMの時間外手数料などの余計な出費が増えることも考えられます。
保険料、子供の学校費・塾代、住宅ローンといった固定費の他に、光熱費、通信料、カードの支払いなど毎月金額が変動する費用の請求額を確認し、引き落とし口座の残高が不足しないようにしましょう。
NG3.予算立てをしていない
予算立てをしていないと、どのくらいお金を使えるのかわかりにくく、必要のない買い物をしてしまいがちです。
食費や医療費など生活に必要なお金、娯楽費や美容費などお楽しみのお金などの「変動費」を、先取り貯金と支払うべきお金を給料から引いた残りの金額内で納まるように予算を立てます。
また、予算立ては「ざっくり」立てることが長続きのポイント。例えば、スーパーで日用品を購入することもあれば、ドラッグストアで食品を購入することもあるので。「食費と日用品は区別しないで予算を立てる」などとしてもいいですね。
先取り貯金で大きな出費への備え、支払いの把握と予算立てにより収入内で生活をする意識が生まれます。手元にお金がある給料日の「習慣」にすることで効果が上がります。ぜひ、お試しください。